クルクリ世界遺産note 2024世界遺産委員会

今月21日からインドのニューデリーで開催されていた世界遺産委員会。昨日全27件の審査が終了し、新たに24件が世界遺産登録を果たしました。

おめでとうございます!

世界では全1223件となり、日本も26件目となる世界遺産『佐渡島の金山』が誕生。ICOMOSの『情報照会』勧告からの『登録』でしたね。

国内の推薦候補として暫定リスト入りしたのが2010年だったので、実に14年に及ぶ取り組み。


先日こんな番組を見まして。

『X年後の関係者』というカズレーザーMCの番組です。

『石見銀山遺跡とその文化的景観』の世界遺産登録までの苦節12年の振り返り。

世界遺産を生ものとして見ることができたというか。とても新鮮で興味深く、また新たな『扉』から新たな視点で考えさせらる内容でした。

石見銀山はICOMOSの『登録延期』勧告を覆しての劇的な逆転『登録』を果たしたのですが。必要な調査や調整を、地域コミュニティ、行政、国、UNESCOと連携しながらやるわけです。

世界遺産検定のテキストで『世界遺産登録までの流れ』などと数行で説明されるその行程のリアルは、もうパない膨大な作業、時間、そして莫大なお金がかかるもの。

それを知った上での今回の『佐渡島の金山』だったので、関係者が乗り越えてきた困難の大きさは計り知れないものがあるのだろうなぁと。昨年は諮問機関の調査さえ受けられなかった苦い経験もありましたしね。

ようやく勝ち取った世界遺産登録ですが、そこはスタート地点。ここから『佐渡島の金山』が人類共通の宝として、その『扉』を世界に開いてくださることを楽しみにしています。

もちろんクルクリもじゃんじゃん『扉』開けさせていただきますよー。

ということで、今回は妄想なしの世界遺産委員会2024でした。

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