【鳥人間】何故交流が必要なのか

2017年鳥人間コンテスト出場チーム『Project Liberte』代表ククルクルルです。

前回の続きです。前回は『人脈は足で稼げ』と書きましたが、今回は何故そのような考えになったかの経緯的なものを書いていこうと思います。

何故交流が必要か

Project Liberteは2014年1月に結成し、2017年大会に出場しました。その間の鳥人間コンテストは全て現地に赴いていたのですが、最初の2014年大会で交流は大事だなと思うようなエピソードがありました。

2014年大会の2日目。人力プロペラ機部門は天候が悪くなり強い雨が降っていました。
どんなに良い機体を作ってきても、大会当日の天候が悪ければ飛行することができないのが鳥人間。「鳥人間は農業。天気には勝てない』と言っている人もいます。

結局その年の人力プロペラ機部門は、半数がフライトすることができず競技不成立。それくらい強い雨風に晒されていたのです。
その中に初出場のチームがありました。
社会人と学生。そして他校のOBを集めた混合チームのようなところでした。
そのチームの社会人代表のような人とはTwitter上で仲良くさせていただいておりましたし、その方を通じてそのチームの作業場へも見学をさせていただいていました。

そんな交流のあった方のいるチームでしたし「手伝って欲しい」と依頼されたので断る理由はありませんでした。機体が雨に濡れないようにシートを被せ、風に飛ばされないように機体を抑えます。
ふと周りを見ると、みたことのあるような人たちがたくさんいたんです。皆そのチームの人ではありませんでしたが、僕と同様にそのチームの手伝いをしたいと思った人たちでした。

それをみて、交流は大事であると痛感したのです。普段の何気ないWEBでの会話の積み重ねがこうしたことに繋がるのだなと思いました。

交流のなかった学生時代

実は、学生の頃にも鳥人間チームを立ち上げており、2011年大会に人力プロペラ機部門で出場しています。2011年は正確には社会人でしたが、学部4年の時に書いた書類で合格が決まり、僕もメンバーとして出場していました。

学生チームを立ち上げた時期は曖昧ですが、2008年か2009年頃。
なにもかもわかっていない状態でした。

交流は要らないと思っていたわけではありません。が、その交流の仕方をわかっていませんでした。
その頃はTwitterなどやっていませんでしたし、当時は鳥人間専用のSNSがありましたが有効に活用することはできていませんでした。
他は年に2回の交流会と学園祭くらいしか交流の場が無いと本気で思っていたと思います。作業場見学などの発想は全くありませんでした。

なので素人だけで活動するといった烏合の集であったと思います。それはそれで楽しかったのですが、所詮は素人。限界があったと思います。

そんな状態で挑んだのが2011年大会でした。
2011年大会は1日目の昼頃に30分程強い雨が降りました。その時の雨で機体がほぼ全損。一晩かけて修復をしていましたが当日朝に胴体桁が折れて棄権となりました。

ここまで来ると機体設計・製作の段階から問題があったのですが、それを含めて指摘できる人がいなかったですし、出場しなかった年に本番を見学することもしなかったので、当日の不備が多すぎました。
出場経験者からすると信じられないと思いますが、テントを持っていくことすらしなかったんですよ。そんなレベルでした。

反省を踏まえて挑んだ2017年

このふたつのエピソードが主な理由として、交流は大事であるという考えになりました。
Project Liberteを立ち上げてから沢山の方々と交流をし、その度に助けていただきました。
Twitterに作業内容を掲載したところ、すぐにDMが飛んできて『もっと良いやりかたがある』と教えていただいたこともあります。
何度か作業場にきて一緒に作業をしてくれた人もいれば、機体製作方法を考えてくれた人もいます。
メンバーとして加わっていただき、更に後輩を引き連れてきた人もいます。
大会では、把握できないほどの人たちがProject Liberteの駐機場に来てくださり、一緒に機体組立をするどころか、機体をより良く改良していただきました。
見学に来た方々からも声をかけていただき元気がでました。

Project Liberte設計図を見たとあるレジェンドOBが『80m飛べば上出来なんじゃない?』と言っていた機体が目標の100mを超える101.05mを飛行できたのも、たくさんの方々の力があってこそでした。本当にありがとうございました。

そしてやはり交流って大事だなと思いました。

最後に

これからチームを作ろうと思っている方、自分たちだけで活動しているチームの方。
もっと外との交流を増やすべきです。
それが大きな力となります。

-空想具現-
Project Liberte
代表 ククルクルル

ククルクルルTwitter @kurukukukururu
 Project Liberte Twitter @liberte20140111

noteでのホットサンドメーカーを使用した調理関係や、youtubeでの動画製作関連に使用したいと考えております。特に動画の方では過去作品のバックアップ用のHDDが定期的に必要となりその費用で活動費が制限されているのが現状で、サポートにより活動の場を広げられたらと考えています。