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百花繚乱-華麗なる花の世界- (山種美術館)


おかえり!!!美術館!!!!!



 山種美術館が15日から再開してくれたー✨
🌸‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››🌸


ということで、行ってきました!
⁎ .。❀ *百花繚乱-華麗なる花の世界-⁎ .。❀ *


今回の展示は、季節ごと・お花ごとになっていて、展示室をひと回りすると四季を巡れる仕様✨

もう壁一面が花盛り٭•。❁。.*・゚ .゚・*.❁。.*・٭•。


なんというか、、、花びらの透明感や、雨に濡れそぼったしっとり感や、ふんわり柔らかい感じの花々をずっと見ていると、エロティシズムを感じるのは何故なんだろう。


小茂田青樹の『春雨』の雨で花びらの先が滲むように赤くなっているのなんて、、とても妖艶に見えてくるから不思議。


山種美術館さんは、いつもいくつかの作品を写真撮影OKにしてくれるんだけど、📷✨

今回は 荒木十畝の『四季花鳥』

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春(華陰鳥語)

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夏(玉樹芳艸)」

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秋(林梢文錦)

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冬(山澗雪霽)

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ああああああ写真だと鮮やかさが全然伝わないいいいいもどかしいいいいいい💦

どの季節も美しくて、ひとつひとつに目を奪われるんだけど、冬の青い色が一際美しい。

日本画の青色はやっぱり特別だなあ✨



と、途中まで鑑賞してふと気づく。

あれ?今回は「狩野派」という文字を目にしてないぞ。

ついに「狩野派」という文字を見ない美術展に遭遇したのか???!!!!

なんて思った矢先、

狩野芳崖『芙蓉白鷺』✨✨

やっぱり『狩野派』は必ずいるなあ。

狩野芳崖は、長府藩(下関市)狩野派の御用絵師の8代目で。
その後、木挽町狩野家に入門し、雅信に学んだそう。

九州にも狩野派ってあるのね😳

この『芙蓉白鷺』は、芙蓉も白鷺も線が美しくて繊細で。
でも、岩がめっちゃ狩野派だった‼️‼️‼️



さて。 この展覧会で私が気になったのが、
福田平八郎という画家。

初めてお名前も作品も拝見したんだけど、順路のの序盤に展示されていた作品『芥子花』から印象に残っていて。
『芥子花』は、描き込みが少なくシンプルなデザイン画のようなポップさ。
「色彩の追求をしていると 自然に対象の形を捉えることができる」と芥子の形態を単純化したのだと。

落款の「平八郎」という文字まで丸文字みたい。
可愛い😊


それが。

展示室2の『特集:百花の王・牡丹』にある
福田平八郎の『牡丹』を見てびっくり!!!!


先ほどの芥子のポップなデザインや色使いとはまったく違って、クラシカルでそれでいてとても今っぽさのある「くすみピンク」のような色彩。
レースのような烟るような牡丹の群生。

その美しさに圧倒されて見蕩れてしまった。

いや、マジでさっきと同じ人?!?!って
もう一度『芥子花』を確認しに行ってしまったよ
(同じ人でした😌)


牡丹の絵と言えば

川端龍子の『牡丹』も美しかった、、、
まるで女優ライトを浴びたように発光している白い牡丹

池上本門寺で絶筆の龍の天井絵を見たばかりだけど、全然テイストが違うなあ。





そして!!!!

山種美術館といえばお楽しみは展示会の絵をモチーフにした和菓子とお抹茶🍵💕

毎回悩みに悩むけど、今回も悩みに悩んで決めたのはこれ。

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川端龍子の『八ツ橋』をモチーフにした練切「あずまくだり」。
杜若花が乗ってるー!!
杏子入の餡子がたまんないっす😋💕

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モチーフになった『八ツ橋』は今回のチラシにもなってるこの『百花繚乱』展の顔のような存在✨
和菓子にはちゃんと八ツ橋も乗ってるのね!


ちなみに今回のラインナップはこちらでした✨



展覧会は6/27まで。
ぜひ🌸



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