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『戦国京都と上杉家』 米沢市上杉博物館


狩野永徳の「上杉本 洛中洛外図屏風」を見に行くぞーーー!!!!!

2020年トーハクの桃山展で見逃した無念を晴らしに行くぞーーー!!!!!

ということで。
行ってきました山形県の米沢市上杉博物館で開催されている「戦国京都と上杉家・前期」!!!


はじめまして!米沢市上杉博物館!!!

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     原  本  展  示  中 ✨✨

高まるうううううう!!!!!


あ。米沢市上杉博物館(と界隈の施設)ではJAFの会員カードを持っていくと入場料やグッズが割引してもらえるよ。


さて、いよいよ「特別展・戦国京都と上杉家」へ

この展示、洛中洛外図屏風、肖像画、刀剣二振りと甲冑の展示以外は、ズラっと書状が並ぶ。

その主な登場人物は、正親町天皇・足利義輝・近衛前久・上杉謙信、、、そう!!

大河ドラマ「麒麟がくる」の世界!!

並ぶ書状は国宝・重文ばかり✨

国宝「近衛前久血書起請文(上杉家文書)」
前久の血でしたためられてる神仏の前に宣誓する形式の文書。
血判状は見たことあるけど、血でこんな長い文章が書いてあるのは初めて見たかも。
ちゃんと筆で書いてあるから、結構な血の量が必要だったのでは?😱


「太刀 銘 国綱」
謙信が義輝から拝領した刀剣。
謙信の遺骸とともに安置されていた太刀。


他にも筒井順慶と松永久秀の対立(和州物騒)を伝える書状など。
まさに「麒麟がくる」ワールド!


そしてついにお目当てに到着!!!

国宝「上杉本・洛中洛外図屏風」狩野永徳筆

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六曲一双(上が右隻・下が左隻)

作成依頼は足利義輝とされている。
大河ドラマ「麒麟がくる」でも、向井理さん演じる義輝は「美しい京都」を望んでいたが
この「洛中洛外図屏風」は、義輝の理想とする京都の姿が描かれていると言われる。

右隻6扇の闘鶏🐓が描かれている場面。
2頭の馬🐴🐴の中央にたたずむ若君が義輝であるとする説が有力視されている。
闘鶏は、皇室や将軍家の幼い後継者の安泰を願う行事とされ、義輝の安泰を願う狩野永徳の想いがここに表現されているのではないか、と。

しかし義輝は永禄8年5月19日に落命。
この屏風の完成は同年9月3日。
義輝は完成したこの「洛中洛外図屏風」を見ることは出来なかった🥲


京の人々の暮らしが事細かに描かれている。
描かれている人物は約2500人!!!
当時の京都の人口は10万人位といわれているので、なんとその40分の1を描いていることになる!

寺社の他に、公方邸(花の御所)や細川邸、三好邸、松永久秀の屋敷なども描かれていて、移りゆく支配体制や時世をも反映している。

永徳といえば、大きな木の幹がどーーん!岩がどーーん!仙人がワラワラ!みたいな大画のイメージがあるけど、こういう細画も素晴らしかったんだな。って23歳の永徳に圧倒されました✨


特別展を出るとそのまま常設展示コーナーに繋がっていて、この常設展示がすごく充実してた!

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もちろん謙信もあるけど基本的に鷹山推し!!
まあ、米沢といえば鷹山だよね。

「洛中洛外図屏風」の複製も展示されてた。
原本が公開されてない時でも複製は常設展示されているんだね。

それから「洛中洛外図屏風の世界」というコーナーも。

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洛中洛外図屏風の中の町や人や動物が動きだすアニメーションを、祭りや屋敷や鴨川などテーマに分けて見せてくれる仕様。
SEや声も入ってるから、まるで町が生きているみたいで、絵の細部も理解できて凄く楽しいコーナーだった!


ロビーにはミュージアムショップが。


「洛中洛外図屏風」「五虎退」「姫鶴一文字」のグッズがいろいろ。

「洛中洛外図屏風」のマグネットあった!!!
永徳作品のマグネット初GET✨
やったーーー!!!冷蔵庫の長谷川等伯「松に秋草図」のマグネットの隣に貼ろう💕←

特別展「戦国京都と上杉家」
「洛中洛外図屏風」の原本展示は前期(5/15まで)
後期は「短刀 銘 吉光(号 五虎退)」の展示が始まるよ。

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刀剣乱舞とのコラボだし、ごこたんだし、人いっぱい来そう🌸
こんのすけパイセンもくるね!!!

グッズ売り場には折り紙の虎が五頭。

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可愛い🐯🐯🐯🐯🐯


お腹すいたのでランチへ。
米沢と言えば米沢牛!!🐃

ということで、米沢牛のすき焼き丼。

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美味しかったーーーん!!

ステーキも1口もらったけどウマウマじゃった!(牛だけど)


お腹が満たされたところで、敷地内にある上杉神社へ。

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上杉神社は米沢城の本丸だったんだね。

神社に御参りして散策していると気になる碑が。

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赤穂事件殉難追悼碑

そうそう。吉良上野介の奥さんが上杉の娘で、2人の実子が上杉に養子にはいった4代藩主上杉綱憲。
さらに綱憲の次男義周が吉良上野介の養子になるという縁の深さ。
討ち入りの時には吉良邸の警護に米沢藩士もいっぱいいたそうで、有名なところでは新貝弥七や山吉新八が亡くなっている。
いや、、、上杉にとっては本当に迷惑な話だったよね🥲


というところで、おやつにしましょう。

敷地内のあちこちの飲食店に「うこぎ」なるメニューが!!気になる!!

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食用を兼ねた垣根、、、、、

とりあえずお腹はいっぱいだからデザートとしていただくことに。

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うこぎアイスと うこぎティーのうこぎセット。

アイスは抹茶よりさっぱりしてて苦味も少ない。
ただちょっと粉っぽくて食べ慣れるまでむせたりするかも😂(連れも私もむせた 笑)
小豆とのコンビが絶妙で美味しかったー!!!

博物館、上杉神社、レストラン、お土産売り場が全部同じ敷地内になるからこの伝国の杜の中だけで1日楽しめちゃう。

新幹線の米沢駅からも近いよ。
行きはバスの本数少なくて時間合わなかったからタクシーで来たけど、帰りは歩いて帰った。
山に囲まれて緑も多く、蔵が多い街並みで、途中に川や橋もあってのんびり歩いて20分くらいの帰り道も楽しかったよ。

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