河鍋暁斎 -躍動する絵本 (太田記念美術館)
はじめまして！太田記念美術館✨
表参道のラフォーレ原宿の真裏にあって、根津美術館も近くて立地は最高なのに、なかなかご縁がなくてお邪魔できなかった浮世絵専門の美術館。
今回は河鍋暁斎！
河鍋暁斎はおどろおどろしい絵を描く、
という印象。
あちこちで観ている気がするけど、暁斎の作品だけをまとめて観るのは初めて。
太田記念美術館の展示室は吹き抜けの二階建て。
1階中央には箱庭みたいな空間があって、なんか雰囲気あるなあ。
四方の壁がガラス張りの展示スペースだから
廻りながら見ていく感じ。
『暁斎漫画』『暁斎鈍画』『暁斎酔画』『暁斎百鬼画談』などの暁斎の絵本の代表作が展示されているんだけど、1冊1冊が北斎漫画より小さく、さらに細部の細部まで細かく描き込まれているので、ひとつ観るのに結構な時間がかかる！
その描き込みが面白いから見逃したくなくて、じっくり観てしまう。
これ、描く方も凄いけど、彫る人も凄いよなあ✨
暁斎は徹底して写生の人なんだね。
狩野派に入門してるし、粉本の人なのかと思いきや、とにかくデッサン力がすごい！！
明日10/29より開催の「河鍋暁斎ー躍動する絵本」展。暁斎の絵本に登場する人物は、みな躍動感がありますが、それを支えているヒントがこちら。裸体を墨の線、服を朱の線で示しています。暁斎は人体の動きをしっかりと意識していました。現代の私たちが漫画やイラストを描く上でも参考になりそうです。 pic.twitter.com/aDLeiNXdqo
— 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (@ukiyoeota) October 28, 2021
こうして身体の線と服を別々の色で描いたり、手だけとか、骨格だけとか。
北斎漫画でもそういうページがあったけど、人体を正しく描いてるから、登場人物に突飛なポーズをさせても違和感がないんだね。
そこにコミカルで可愛い仕草や表情を細かく入れてくるから まじまじと観ちゃうし、観れば観るほど発見があって飽きない！
単眼鏡必須の展覧会でした😊
暁斎が7歳で入門した歌川国芳の猫だらけのアトリエとか、自身の環境を描いたものもよかったな🐈
幼い頃に歌川国芳に入門した河鍋暁斎。国芳に絵を教わっている場面ですが、国芳の懐の中や机の周りにはネコがたくさんいます。国芳がいかにネコ好きかを説明する際によく使われる作品ですが、10/29(金)より太田記念美術館で開催する「河鍋暁斎ー躍動する絵本」展で展示(10/29～11/23)します。 pic.twitter.com/2iuYrbH21D
— 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (@ukiyoeota) October 27, 2021
そうそう！
鹿鳴館や、三菱一号館美術館、静嘉堂文庫の岩崎家霊廟を設計した 建築家のジョサイア・コンドルさんが暁斎に師事して日本画を学んでいたの、今回初めて知った😳✨
コンドルさん、暁英という号をもらっていて
今回は「鯉」と「鷺」が展示してあったよ✨
ミュージアムショップは1階受付横に。
太田記念美術館の公式Twitterのアイコンにもなっている《虎子石》のグッズもいくつかあった🐾
地下1階には手ぬぐい屋さんの《かまわぬ》さんが！
紅葉🍁やハロウィン🎃、来年の干支の丑🐮の柄がラインナップされてた！
どれも可愛いかったー💖
ミュージアムカフェはないけど、
美術館を1歩出るとそのままラフォーレ原宿があるので 困らない立地✨✨
今回はラフォーレとは反対側のお向かいにある
sorama coffeeさんへ
カフェラテ美味しかったあ🥰
マロングラッセとくるみのホットビスケットも
めちゃくちゃ美味しかった！
あったかくてサクサクでほんのり甘いの🌰
(写真も撮らずにもりもりいただきました)
太田記念美術館
「河鍋暁斎 -躍動する絵本」
2021.10.29～12.19
(前期 10.29～11.23 後期 11.27～12.19)
単眼鏡握りしめて、原宿へGO＼(^o^)／
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