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睡眠や不安との向き合い方

昨日、寝る直前に嫌なことがあって、全く眠れなかった。
不安というよりは怒りの感情。
中々治まらなくて、結局1時過ぎくらいにベッドに入って、2時間以上は寝付くのにかかったと思う。

人は寝る時に不安や心配事を考えるとノルアドレナリンという物質が分泌されて、交感神経に切り替わり、脳が活性化されて、眠れなくなるらしい。自分は寝る前に一度不安なことを考えてしまうと、ネガティブの沼に入ってしまい、結果寝られなかった、ということが多い。本当に不思議なもので、ベッドに入る前は眠気があっても、いざ寝ようという時に、不安なことを少しでも考え出すと、眠気が吹き飛んで、脳が覚醒してしまう。

多分、みんな多かれ少なかれ、何かしらの不安を常に抱えながら生きていると思う。ポジティブ思考というか、不安や怒りとの付き合い方が上手い人は、いつまでもマイナスなことは考えないようしたり、アンガーマネジメントで怒りをコントロールしたり、寝る前はそういうことを考えないようにしているんだろうな。

何が言いたいのかというと、不眠症とか寝付きにくいというのは、今まで身体の体質に問題があるのかなと思ってたけど、不安や怒りの感情と上手に付き合っていければ、自分みたいな人でもしっかり眠れるようになるのではないかということ。一番はベッドに入ったら、不安なことは考えないようにするのが眠れるようになる最良の方法だと思うけど、自分は寝る前にマイナスなことを考えてしまう癖があるので、工夫する必要があるのだと思う。

自分の場合、寝る時は電気もテレビも消して無音で真っ暗な状態にしているけど、不安なことを考えてしまって、中々寝付けない時はそれが眠れなさに拍車をかけていると思う。溢れ出すネガティブな思考を遮るものがないからだ。昨日もそうだった。1時間くらい静かな環境にして寝ようとしたが、全く眠れなかった。だから、不安な思考が絶えない時はテレビをつけたり、ラジオを聴いたりして、不安から違うことに意識を逸らすことがいいのかなと思う。

深夜の全く面白くない番組をぼーっと見るとか、好きな人のラジオを聴くとか、意識がそっちの方に映って、気がついたら、寝れていたということが多い気がする。内容にじっくり目を向ける必要はなくて、半分聞いて半分は聞き流す感じでいい。そうすると、意識がコンテンツの方に映って、不安やネガティブな思考が徐々に消えていって、眠れることが多い(もちろんそれでも寝れないこともあるけど)。他に音楽を聞いたり、恋人や友達と電話するのもいいと思う。自分に合うやり方でいいと思う。とにかく不安や心配事から意識を他の何かに移せればいい。

他にも、ネガティブなことが浮かびそうになったら、今日あった楽しいことを3つほど思い出しながら寝るということも良いらしい。好きな精神科の先生が言っていたのだが、ポジティブなこと、楽しいことを考えると、オキストシンという物質が分泌され、リラックス効果が出て、睡眠にいいらしい。他にも眠気の波は90分周期で来るから、布団に入って最大45分は寝付けないことがあるのは当然だというマインドを持つこと、などを言われていた。睡眠って意外にもロジカルにできていることに驚いた。何の理由もなく眠れないのではなく、眠れないのには、ちゃんとした理由があるらしい。

だから、これからは眠れない時は根拠のない直感や根性論(眠れるまで目を瞑るとか)で済ませず、脳の仕組みとか睡眠の周期とかをしっかり踏まえて、論理的に睡眠や不安と向き合っていこうと思う。今日こそはぐっすり眠れますように。

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