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映画を観る為に飛行機に乗って那覇に行った話 ①

那覇に行ってきた。
目的は観光ではなくなんと映画を見るため。
私は映画が好きだ。それに加えて、映画は劇場で見ないと気が済まないタイプ。しかし、今私が住んでいる離島(石垣島)には映画館が無いので、どうしても観たい映画を見に行く場合は飛行機に乗って、島を出なければならない。

飛行機のチケットは往復2万円もするので、観に行くかかなり迷ったが、大好きな映画のためだ。背に腹はかえられない。熟考の末に飛行機のチケットを取った。そして、ただ映画を観るためだけの那覇旅が始まった。

※これを旅行と言えるのかは分からないが、ちゃんと飛行機に乗って、滞在(宿泊)もしているので、旅行記のような感じで、今回の旅で感じたことなどを時系列で書き留めることにする。(旅行記は初めて書くので今から書くのが楽しみ)

1日目

6時半に起床。仕事が終わったのが12時過ぎだったから、結局5時間くらいしか睡眠は取れなかったけど何とか起きれた。

直ぐに洗顔と朝ごはん(昨日の残り物)を済ませて、前日に作った、持ちものリストを見ながら、ものや衣類をリュックに詰め、直ぐに着替えて、7時前には家を出た。

昨日の残り物。鶏キムチ焼きうどん

その後、バイクで空港に向かった。家から空港までは大体15キロくらい。秋を感じさせる涼しい風が気持ちよかった。少し寒かったけど、日の出すぐの太陽が温めてくれた。早朝で道は空いていたので、30分もかからず空港に着いた。

空港に着いたら、直ぐに航空会社の窓口に搭乗手続きをしに向かった。普段はオンラインでチェックインをするのだが、私が今回購入した航空券はそれが出来なかった。初めての空港での手続きだったが、1分もかからず終わったので、意外に簡単なんだなと思った。まあ混雑している時は、かなりかかるのだろうけど

その後は保安検査場へ向かい、問題なく通過して、無事に飛行機に乗れた。席は窓側。飛行機は今まで10回くらい乗ったことあるけど、窓側は今回で2回目くらいかな。今までLCCしか利用したことなくて、LCCは座席の指定(窓側など)はプラスでお金がかかるから、席は真ん中か通路側が多かった。

でも今回乗った飛行機はLCCではなく大手航空会社。窓側の席も通路側も真ん中も料金は同じだったから、遠慮なく窓側を選んだ。

フライトは約1時間だったけど、途中、窓から綺麗な島が見えた。多分、宮古諸島の一つの多良間島。小さい島なんだけど、すごく綺麗だった。

海の中にぽつんと佇んでいる多良間島

その後、少し仮眠を取ろうかなと思っていたら、CAさんに飲み物を聞かれて、コーヒーを頂いた。これも今までLCCにしか乗ったことなくて、知らなかったけど、大手の航空会社は無料でドリンクを貰えるんだな。何かVIPになった気分。でも猫舌だから那覇に着くまで飲めなかった。

その後飛行機は何事もなく那覇空港に着陸。
9時過ぎくらいに着いたかな。
那覇に着いてからは、ずっとバタバタしていた。
まず、空港から浦添にある映画館に向かうために、バスに乗らなければ行けない。9時40分のバスに乗らなければ、観たい映画に間に合わない。
とにかく、空港を東奔西走した。
バス停を探すが、中々見つけられない。
初めて来た空港だから、迷いに迷った。

そして、何とかバス停を見つけ乗車。
運転手さんに〇〇で停まりますか?と言質もしっかりとった。これで映画には間に合いそう。と、ほっとしたのもつかの間、急激な腹痛に襲われた。道路はすごく混んでいて、信号にもすぐ捕まる。とにかく間に合えと願った。乗り換えの為にバスを降りてすぐ、公衆トイレに駆け込んだ。落書きとかゴミとかめちゃくちゃ汚かったけど、間に合ってよかった。

時間通りに来てくれた。
場所は覚えたから次からは迷わないな。

腹痛のピンチも乗り切り、11時開始の映画にも間に合って無事鑑賞できた。久しぶりに映画を見れて、ほっとした気持ちだが、この日はあと2本観る予定だったので、あまりゆっくりはできない。とりあえず、フードコートへ昼ごはんを食べに向かった。入って直ぐに驚いたのが、窓側の席は海が見えるオーシャンビューの席だった。なんか感動した。土日だからなのか、フードコートは家族連れや学生ですごく混んでいた。離島では人混みなど存在しないので、久々の人混みに少し気圧された。昼ごはんは沖縄のソウルフード、タコライスを食べた。優柔不断な自分だが、この日の食べるものは前日に決めていた。タコライス、初めて食べたけど、美味しかった。ヘルシーだし、ジャンキー感もあって、中毒性がある。今度自分でも作ってみよう。

沖縄のソウルフード、タコライス。癖になる味。

食べ終えたのは14時半過ぎ。次の映画は17時からだったのでまだ時間があった。とりあえず今のうちにホテルの予約を取ることにした。しかし、当日だから、どのホテルも満室だった。普通は旅行前に取るのがベターなんだろうけど、飛行機や映画の時間ばかりに気を取られて、ホテルのことまでは頭が回らなかった。

とりあえず、17時の映画の時間になったので、再び映画館へ。この旅で1番観たかった映画。というよりこの映画を観るために往復2万円の飛行機に乗って、観にいったようなもの。他の映画はついでに観るようなものだ。3時間もあったけど、全く疲れなかったし、最高だった。もう、今回の旅の目的が果たされたと言ってもいいくらいだ。

大好きな作品をど真ん中の席で観れて最高だった

余韻に浸っているのもつかの間、ホテルがまだ確保出来ていないという現実に戻された。さすがに知らない土地での野宿は怖い。再度何件かホテルに電話したが、どこも満室だった。

そこで私は奥の手を使うことにした。それはネットカフェである。ネカフェは金がない大学生の時に宿替わりに良く利用していて、お世話になった。今いる映画館から最寄りのネカフェまで3キロくらいでバスも一応通っていた。ただ、ネカフェもホテル同様に空きがないと、泊まれない。今日はもう一本映画を見る予定だったが、見終わるのが23時過ぎで、この時間から泊まりに行って、空きがなかったら、流石にまずいと思ったので、急遽予定を変更することにした。この映画は今日はやめて、明日見ることにした。宿の確保が最優先。とりあえず、今はネカフェを目指した。ネカフェまでは3キロ。全然歩ける距離。幸い、雨も降っていなかったので、街歩きがてら、歩いて行くことにした。知っている道と知らない道を歩くのとでは大きく違う。見ず知らずの夜道を歩くのは心細く、怖かった。

浦添という海に面している町。海街。海岸では夜釣りをしている人を何人か見た。散歩をしている地元の方々とも数人すれ違った。

浦添の綺麗な海。
海岸も整備されていて素敵だった。

歩くこと30分、ようやくネカフェに着いた。着いたのは21時過ぎくらいかな。受付を済ませて、直ぐに部屋に入った。空いていて本当に良かった。何度か利用したことはあるので、勝手は知っている。会員証も以前作っていたのが使えて良かった。漫画や雑誌は読み放題。インターネットも使い放題で、ドリンクとソフトクリームは無料、朝はモーニングもあるし、シャワーも無料。今のネカフェって、サービスの差がホテルと縮まっているよね。私が泊まったのは鍵付きの個室でプライバシーも保護されていて、盗難の心配もない。私が知っているネカフェよりも更に進化していた。もうホテルじゃん。寝ごこちの悪さと騒音を我慢すればホテルより安く泊まれる。

この狭さが落ち着くのよね。
横幅は意外に広くて寝返りも余裕で出来る

久々のネカフェで漫画とか読みたかったけど、もう21時を過ぎていたので、直ぐにシャワーを浴びた。私の家はガスを通していないから、普段水シャワーしか浴びれないから、久々のお湯だった。噛み締めた。気持ち良かったなあ。その後は、無料のジュースとソフトクリームを食べて寝た。夜ご飯代わり。

那覇旅行一日目終了。

一日目は大きなトラブルなどなく、殆ど計画通りに行ってよかった。旅行と言えるものは1ミリもしていないね。ただ映画観ただけだね。まあそれが今回の旅の目的なんだけどね。2日目に続く。

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