ソング・オブ・ザ・シー 海のうた

アイルランド神話の妖精セルキー（海ではあざらし、陸では人間の姿）を題材にしたお話。

セルキーの母と人間の父の間に生まれた兄妹、そして妹のセルキーの能力を奪いにくる危ない人達などなど、様々なキャラクターが出てきます。

まるで絵本に入り込んだかのような可愛い世界で、そのあまりの美しさに現実を忘れさせてくれます（笑）

が、家族を置いていかなければならなかった母や、妻を失った夫、大好きだった母と離れ離れになった息子、母と入れ替わりに残された娘など、それぞれの人物の奥底にある感情がじわじわと伝わってきて、切なくもあります。

あざらしと映画が好きな人にはもってこいの作品です。
とにかくあざらしが可愛い。