我が家の夏事情
ここのところ毎年のように暑さが前年のそれを更新し続けている。
昼日中の外出を避けることなど、暑さから身を守る術が周知されることも増えてきて、熱中症に対する危険度も増すばかりだ。
何てことだ!
このままでは、大好きな夏なのに、ちっとも楽しめる気がしないではないか。
夏が来る前から夏を心待ちにして日々過ごしている私としては夏を連想させる言葉や風景、絵本や小説などで夏以外の季節でも夏を満喫しているのにだ。
夏本番の今こそ、夏好きの思いを爆発させて楽しむべき時なのに…。
だから、暑さに負けてばかりもいられないのだ!
しかし、ここ数年、我が家では一つの問題を抱えている。小さいながらも一戸建てのなのだが、経年劣化により、3台ある2階のエアコンが全て壊れていて恥ずかしながら現在まったく機能していない。
そう。毎年のように猛暑を更新しているのに、エアコンのないまま、5年目の夏を迎えているのだ。
これを読んでいる方は、ただでさえ暑いのに背筋が凍っただろうか?
いや、かえって暑苦しさを倍増させてしまったか?
そんな状態でも、この4年間は毎年夏を越してこられたので、当たり前のように5年目の夏も迎えてしまったというだけなのだ。
元々お腹が弱くエアコンが合わない私は、普通にエアコンが使えていた頃でも寝る時には全く使っていなかった。
汗だくになることはあっても、お腹を壊すリスクに比べたら平和な夜だった。
だから、寝る時は扇風機の風を受けて寝ている。
それは若干、温風に近いけれどお腹にはやさしい。
そして、暑さが厳しい時にはアイスノンを枕にして健やかな睡眠を貪っているのだ。
ただ、この件に関しては人に話せば、やはり熱中症を心配されて「今に死ぬよ?」とか言われるので、今まで近しい人にしか話してこなかった。
でも毎年、我慢大会をしているわけでもないし、好きでこうしているわけでもないのだけど、何となく一年を過ごせてしまうから、自然の流れで新たな夏を迎えて来ただけなのだ。
いや、単にズボラなだけなのかもしれない。
そして、今年もきっと、このまま夏を越すのだろうと思う。
もちろん、熱中症予防策はちゃんと講じて、寝るまでの数時間は窓を開けて室温を下げたりなど、十分に気をつけているし、こんな生活を人さまに推奨しているわけでも決してない。
でもエアコンが苦手な人なら、この気持ちをわかっていただけるのではないだろうか?
今夜も暑いが、アイスノンは予備と共に冷凍庫に常備してある。だから安心して眠れるだろう。
「暑さ寒さも彼岸まで」というが、それより先の頃まで今年も暑さは続くことだろう。
季節は、もはや夏と冬しかないような気もする。
それならば、夏にしかできないことを楽しみながら今年も過ごしていきたいではないか。
2024年の夏は、一度きりだけなのだから…。
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