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俳句 鷹乃学習 の頃

     炎昼や無人の街路陰の息

     待ちぼうけ氷珈琲溶けて鳴り

 
 鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)七十二
 候   タカの幼鳥が飛ぶことを覚える頃

写真の絵は筆者によるものです 
ハイビスカス(墨彩画) と 木立ベゴニア(こちらは水彩画)
七十二候の言葉に俳句と絵を合わせることに挑戦中(36/72)

 日盛りの街は 人通りもまばら、暑さにたまりかねて ビルの陰に身を寄せ 息を整えます。 再び日差しの中に出る時は 〈いざ〉と劇画のセリフのような気合をいれます。
 待ち合わせのカフェを探し当て 遅れるという人を待ちます。  二杯目のアイス珈琲の氷が溶けてグラスの中でコトリと小さく鳴りました。 

   

 


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