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俳句 バスの窓から

   車窓過ぐお遍路今日は寒からん
 
   窓越しの陽は麗らかやバス終点

   遍路道茶堂の座布団カラフルに

 
桃始笑(ももはじめてわらう)
桃の花のつぼみが開きかける頃(七十二候)
笑う は 咲く
写真の絵は筆者によるものです

お遍路 は春の季語になっています。お遍路さんは四国の者は年中お見かけするので、不思議です。 ただ、私が子どもだった頃、お遍路は春の海で潮垢離をして出立するもの と言われていました。
 時は過ぎ 今 お遍路さんもグローバル。歩き遍路の異国の方が多くいらっしゃいます。世界遺産登録を目指してボランティアの方々が絶賛活動中とか。
 時々夢想します。四国への橋を渡れば 時代は江戸。八十八ヶ所の宿場町。海と山の道々は木々が陰を作り 茶堂に茶店に憩う旅人… (そう東海道五十三次の世界)を…

茶堂は 最近めっきり減ってしまいました。人口減少で 維持できないのです。
 昔 家庭科の時間に皆で座布団を作り 駅や 茶堂などへ 届けたことがありました。

 


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