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『昭和天皇物語1~13巻』

1~3巻 2024.3.29.

二次元命の次女と一緒にGEOへGO。漫画の棚の間をぶらぶら歩いていたらこちらを発見。『昭和天皇物語』。

池上先生と世界一周していると、どの地域に行っても第二次世界大戦の話が必ず出てくる。なのに私ときたら「えーっと終戦の年はたしかぁ・・・・」みたなレベルなのでーーー

「よおし、チョット読んでみるか!」

と、3冊だけ借りて帰った。
陛下4歳からスタートして、ナガコさまとの婚約が決まった辺りで3巻が終了。

これは、えーっと・・・・
躍動感薄めの歴史漫画ですねっ(←扱うテーマの限界)。
しかしこれから戦争に突き進んでゆくことになるわけですから、この先は打って変わって手に汗握るようなスゴイ展開が待ち受けているやもしれません。

1巻は、終戦後すぐのマッカーサー元帥との対談シーンからはじまる。
ちらっと耳にしたことはありましたが、やはり御立派。すんごくカッコよかったですよ、陛下っ!


4~8巻 2024.3.30.

以下、1巻のエピソードですがーーー

同級生が互いの名字を呼び捨てしあうのが羨ましくて、『竹山』ってハンコを自作する少年時代の陛下。みんなに『竹山!』って呼んでもらいたいのだという。可愛らしいエピソードじゃないか~~なんて油断してたら、この直後にガツンと大きなどんでん返しが。
突如、悟りをひらいた陛下が竹山印を惜しげもなく池(川かも)にポイしてしまうのだ。そして非常~~にカッコよろしい横顔で・・・・

「朕は国家なり」

ってつぶやくシーンがある。思わず『マンセーイ!』が脳内に木霊してヒヤっとしたけど、陛下はセーフ。よりストイックに、静かにひたむきに、黙々と正しき道を歩んでゆかれます。

帝王教育や海外視察を通して様々な経験を積みつつ、陛下はそれらのいい面だけを選び取っては、見事なかんじで吸収してく。
なんてゆーか・・・・モノゴトの崇高な部分のみをすくいあげて己の身に蓄えてゆくスタイル?

原敬暗殺、関東大震災、大正天皇崩御、世界恐慌ときて、8巻のラストで満州事変が勃発。いよいよキナ臭いかんじになってきました。
『気高き魂のひと』として描かれる昭和天皇と戦争との組み合わせは最悪でしょう。今のイメージを崩さぬままどうやって戦争編を描くのか。
気になります。


9~13巻 2024.3.31.

仲間はずれかーーー。


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