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『ミステリと言う勿れ』9・10 田村由美(2021〜・フラワーコミックスアルファ/小学館)

表紙が凄く綺麗。

”おまえがいつか出会う禍いはおまえがおろそかにしたある時間の報いだ”
これめちゃめちゃ刺さるんだよなあ・・・
ナポレオンの言葉だそうです。

10巻

同意です、整くん!!

これが刺さらない人間なんていないんじゃないでしょうか(赤ちゃん除く)。

こうしてみると赤ちゃんって凄い。ムダにしてる時間がひとつもなさそうに思える。大人もあんなふうに生きられたらいいと思う(^^)


※この先はごく個人的なメモとなります。

整「井口さん・・・自分のことにはあんなに執着してるのに自分が殺した子供やご遺族のことはすっぽり抜け落ちてるんですよ」
ライカ「自分だけが重いんだろ。本人が気づいてないだけだ」

10巻ラスト 鍵山事件編

小松和人は殺されたのではないかという噂が流れていることも知っていた。だが彼女の話を聞いて小松和人の死はやはり自分選んだ人生の終着だったのだと思わざるを得なかった。自分が犯した罪を悔やんでいたという和人。ごめんなさいと言ったという和人。しかしそれは詩織さんや彼が傷つけてきた多くの人への謝罪と言うよりは自分が選んでしまった人生への悔恨のようだった。

『桶川ストーカー殺人事件 遺言』第8章終着より

まるでうちの父のことのようだ。
見えていて然るべきことが見えてない。だから周囲の人たちがどれほど傷ついているかもわからない。

父はおそらくあのままの状態で死ぬのでしょう。百歩譲って「可哀想だな」と思わなくもないが、実際どうにもならないしできないのである。少なし私には救えない。


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