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感受性のアンテナ

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」という映画を覚えているだろうか。1984年封切りのジム・ジャームッシュ監督の長編映画2作目。第37回カンヌ映画祭で新人監督賞に当たる「カメラドール」を受賞した作品。

20代男性にありがちな「自分は人と違うものを好んで楽しんでいる」という勘違い時代にぴったりの作品で、当時強くもないお酒を飲みながら、何時間もその映画(VHS)を見続けるというバカなことをした記憶がある。「白黒映画を見ている自分が好き」というナルシシズム。

また、挿入歌である、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスの「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」。これにもどっぷりハマり繰り返し聴いていた。

週末、アマプラで視聴したが、退屈さに途中で眠ってしまった。いや、退屈な映画なのではない。自分の「感受性のアンテナ」が錆びつきまくっているので、その良さがもう理解できないのである。

「年はとりたくないなー」と感じた週末でした。

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