カリスマは作られる。
やぁ、いらっしゃい。今日も来てくれてありがとね。
本を読む。楽しい、没頭する。
ただ、気になる文言やキレのあるフレーズ。
これをメモりすぎて何度も中断。
うーん難しい、読むに徹したいけどメモも取りたい。
プレスリリース・ビジネスモデル。
プレスリリースは知っているかな?
企業や組織が自らの情報や重要な出来事。
それらをメディアや一般に発信するための仕組みや戦略のこと。
メディアを経由して発信していくことで、
始めて一般の人々に情報が到達することになる。
そして時によってはついて回るものがある。
それはメディア特有の企画力、そして拡散力。
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いまや、企業や組織と言う事自体が古いのかもしれない。
手を変え、形を変え、個人でも発信が出来るようになる。
2022年度には前年度比126.0%増の274.6億円の
市場規模になると予測されているほど。
今後も成長を続け、2026年には概ね754.0億円の
市場にまで成長する見込みとも言われている。
今回はそんなプレスリリースのお話だよ。
企画担当者。
N氏は某プレスリリース社の広報担当。
とは言っても営業や取材、企画、発信に及ぶまで、
担当の管轄業務となる。
正直、広報と言っても他者向けの広報役
外注業者のような立ち位置になるね。
序論で軽くプレスリリース・ビジネスモデルについて
お話をしたけど、理解できたかな?
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これは正直、知らない人からすると
まぢよく分からないと思う。
知ってしまえば単純なんだけど、
あまりに裏方に徹している側なので日常お目にかからない。
そんな企業だって、世の中たくさんあるのさ。
この記事を通じて、どんな事してるのか。
そういった知見も共有していけたら意義があるってもんだよ。
仕組み。
プレスリリースのビジネスモデル。
登場する層が4つあるので、知ってみよう。
なぁに、簡単さ。
①サービス提供者
②プレス・リリース社
③メディア各社
④一般ユーザー
例えば、新しい地域に店舗を出店する事ってあるじゃん。
だいぶ前だけど、スタバが島根県に登場みたいな。
ああいった情報って、どこから仕入れるんだろう。
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プレス・リリース社は常に新しい発信を探す。
情報源を発信企業にアタックして仕入れていく。
独自で取材したことを、関係メディア各社に配信する訳さ。
ちなみにメディアっていうのはテレビ、ラジオ、新聞、雑誌。
主にはマスコミ四媒体になるんだけど、コレにも超多くの企業がいる。
1つのネタに対して、100も200も発信。
その情報源を見たメディア各社が「面白い!」となれば、
企画が動き出す。
「◯◯月に✕✕が△△県に初登場!」
といった感じで、各媒体に煽りに煽る。
それらを見るの一般ユーザー。
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このユーザーは媒体によっては1,000万人を上回る。
リーチ先の層に響かせる為にも、メディアを落とす必要がある。
ただ単純にそのまま発信してもつまんないじゃん?
だから情報に尾ひれがついたり、
盛りが激しかったり、とにかく企画が盛り込まれる。
普通に1行で済む事実も大手各社が、
特番を設けたり、1面発信で展開したり。
どうあれ、初動はプレス・リリースにある。
今ではネットも発達して発信方法は様々。
少しずつ変動していく業界。
N氏は感覚を研ぎ澄ませ、営業をしかけていく。
サービス提供者。
ちなみに分かりやすいように、さっきはスタバを例に挙げたよね。
正直、こんなの誰でも知ってる案件。
「出店する」より「出店後の結果」の方が、
盛り上がるという異色の例。
ただ、世の中にはそんな知名度の高い人ばかりじゃないよ。
いくらいいものがあったとしても、知られないんじゃ届かない。
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だからこそマーケティングの一環として、
サービス提供者はプレス・リリース社の費用を払い、拡散する。
広めたい案件は非常にたくさんある。
何だかんだ世の中、収益化を目指す事業者はとても多い。
N氏は辟易する。
ありきたりなのさ、どれもこれも。
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日本の企業の99%以上が「既にあるもの」を事業としている。
そうなると「◯◯が✕✕をします!」と発信したところで、
「で?だから何?」ってなるのがオチ。
何か物珍しさがなければ、拡散は難しい。
とは言え、それを頭ごなしにも決められない。
可能性は何にだってあるからね。
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受注してメディア各社向けににメールやURL、FAXなどで、
情報発信をするだけでもお金は取れる。
メディア各社側からすれば、毎日のように
似たような情報がどんどん溢れてくるわけさ。
同じように辟易する。
でも、時々金の卵だって眠ってる。
だから全部を見ていく訳だよね。
そこでプレス・リリース社とサービス提供者に
一つのビジネスが生まれてくる。
カリスマの誕生。
とある時代「カリスマ◯◯」や「ゴッドハンド」など、
流行り物のように報道され、連日噂になる人物がいた。
これらも言えば、それなりに実績があるものの、
まだまだ日の目を見ない明日待ちの原石たちが多かった。
美容師やホスト、学習塾の先生など。
これらに何かしら「特別感」をもたせる演出が出る。
ここは個別の企画プランになるため、少々お高め。
一括配信よりもメディア各社の一つの目に触れる可能性は
ずっと高くなるし、そうなればビジネス発展につながる。
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重要なことは「需要と供給」。
物珍しいものを潜在的に求めている一般ユーザー。
その神輿に担がれる実績と実力のある無名な技術者。
ここがマッチした結果、盛りに盛られた「カリスマ」が
爆誕するケースがあったりもする。
次に「露出と報道」。
良しと考えたメディア各社がプレス・リリースを取り上げ、
記事やニュースとして扱うことで、認知が広まる。
そして「認知度向上と信頼構築」。
どうあれ、一般ユーザーにまで広まった結果、
口コミやコミュニティを介して名前が先に広まる。
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カリスマ美容室は連日予約待ち。
地方のパン屋は午前で完売。
時折そんな彗星のようなヒーローが現れる。
いつの時代も、作られるヒーローだっているもんさ。
当たるサービス提供者もいれば、
その数十倍もの泣く結果に終わるサービス提供者もいる。
世の中の縮図、報道と拡散。
我々ユーザーは常に大きな力に左右されているよ。
これから。
N氏の仕事は尽きることもない。
今後も目新しいヒーローはきっと出てくる。
蓋を開ければ同じものでも、先入観が違って見せてくれる。
一つの絵なのに、違う絵に見える。
そんなものだってある。
片方に目が言ってしまうと、もう片方に修正が難しい。
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人間心理は常にどちらに触れるか。
その狭間に立たされている。
そこを熟知したN氏は日々考える。
拡散媒体は時代と共に増えている。
今の時代も企画力や提案力の立ち位置は健在だね。
少し見方を変えて物事を見ると、
違った世界が見えるかもしれないよ。
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