詩「春と雨」

春先のしとしとと降る雨は私の心を持って行く
ようやく去った冬
春の兆しに桜の開花
縮んだ心が解れたと思ったら
雨が体から私を冷やして行く
まるで厳しかった寒さと共に忘れてはいけない何かがあるかのように
けれども雨に混じって微かな花の匂いに微笑みが零れ
季節の移り変わりを見た

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