詩「初秋」

初秋が待ちきれずに空を見上げる
空はまだ夏の装いで雲が勢いを見せ圧巻する
私の肌は暑さに触れ
見上げた顔を視線から落としてゆく

夏は嫌いじゃない
しかし秋が好きなのだ

初秋の空と雲
初秋の移り変わる自然
そして風
どれもこれも思い出す

私は踵を返し家に入る
そっと瞼を閉じた

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