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もっと もっともっと もっともっともっと もぉおおおともっと 欲しい 上げたい 沢山 膨らむ気持ち 私だけじゃない 僕だけじゃない 「もっと」 「そう、もっとだ」 ふたり顔を合わせて頷く 知らぬ間に手を取り合って ふたり声に出さずに思っていること 「好き」 思わず同時に体から音が出た
君に恋した1秒前なんて覚えていないよ。 けれど、君に恋した瞬間は鮮明に覚えているよ。 世界が輝いたなんて恥ずかしくて言えない! 言えないけれど、正直輝いた。 それから上手く言えないんだけれど、世界が蕩けたんだ。 そうだな、空気が澄み渡っていい香りがした気がした。 それから……。
「落ちたね、恋に」 「その……相手は俺?」 どの口が言うか! とその口の端を引っ張り上げ、その頬を抓ってやりたい。 それでも彼を好きなことに気付いてしまった私。 「言わない」 意地悪をした。 彼の表情が一瞬で曇り、私から目を逸らしそっぽを向いたので。 「そうよ」と付け加えた。
貴方に捧げた私の全てを返して! やり直したいの幸せだったから… ねえ神様のせいよ? 貴方と結ばれて時が過ぎ 重ねた時は輝き過ぎて眩しいくらいよ ただそれが終わってしまった だから失恋 魂を別ってしまった今 先に天国で待つわ ゆっくり来てちょうだい 愛する貴方へ