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電通Bチーム開発の発想法体験ワークショップ第二回に参加したメモ
2回シリーズの電通Bチームが開発した発想法ワークショップに参加したので、そのメモを書きます。
詳しくは、上記リンクに飛んでみて下さい!
さて、このnoteは今回ワークショップを受講した私なりのメモになりますので、個人の感想として受け取って頂けると幸いです。
今回受講して出来るようになったというか、学んだこと
ないものを考えるというのが、普段の思考と全く真逆なので、良い経験となった。この方法群は新しい何かを見つけるための一つの方法論として有効だなと思いました!
今回体験したワークショックは、「レス法」と「無のチャンス」です。
ではどんなことをやったのかのメモを書きます。
ちなみに、この二つは世界初お目見えだそうです!
「レス法」 (上江洲佑布子さん)
まだフォーブスに掲載されたばかりのホカホカの発想法!
B面の活動で、ハープを担当していて、そのバンドの紹介として「ギターレス」との紹介があり、その「無い」状況がバンド「んoom(フーン)と読む)」としての音楽の幅を広げる結果にもなっている。つまり、無かったとしても何かしらの代替する方法論を用いることで目的を達成できるのではないかというのが、レス法のバックボーンにある。
レスの例
ミネルヴァ大学:校舎レス大学
ストロベリープリンス:顔出しNGアイドル(ライブでは会える!)
Default Less:選択しないと何も生まれない。選んだものがデフォルト
CLUBHOUSE:チャット機能を潔く削っている、画像、テキストレス
OPT OUTSIDE:ブラックフライデーに店を閉めて「外に出よう」と宣言
レスについて(見方)
無駄なものを無くす「レス」ではなく、ここでのレスは、それが無いと成り立たないものを無くすわけではなく、その周りにいるものにその機能や責任を分散するようなイメージ。
ちょい難しいので、これから実践!
主役とそれを担うものを考えるのが足掛かり
あたらしい「地図」を「レス法」で考えてみましょう。
1)「地図」の主役をチャットに書き込む
境界線、区分、国道、距離、観光名所、思い出、方位、地図記号、ランドマークなど人それぞれにとっての「地図の主役」が書き込まれました。
2)チャット欄の「地図」の主役がレスされたとき主役性を担うものと、その具体的な役割をチャットに書き込む
・境界線をなくすと、みんな仲良くなる
・物件、道をなくすと地形が主役になる
・観光名所をレスして、観光無名所のみの地図
・形をレスすると、国名地名が主役を担って、想像力をかきたてる地図
・線(視覚情報)をレスして、においや音(嗅覚・聴覚情報)で道案内をする地図。「ポテトのからっとあがる香ばしい匂いと音がしたら右折~」
・「住所レス」して、目に見えるものだけを頼りにする地図
・今をレスして、過去の現在地を表示する、1年後の自分の現在地だけ表示
新しい「サッカー」を「レス法」で考えてみる
・ボールを無くして、バーチャルボールでド派手なサッカーをする
・ゴールをレスして、相手のキーパーにボールを当てると得点
・自陣を無くして、どっちのゴールにボールを入れてもよい
・ゴールレス、お互いの股がゴールに。22個のゴール。パスがうまくなって好きになるかも。
・チームレスして、勝敗を決めない
・監督をレスして、サポーターやテレビの前の人の意見を参考に戦う
・選手人数をレスして、サポーターも参加可能
・コートをレスして街を使ったパルクールサッカーにしてみる
・得点をレスして、審査員の判定で勝敗を決める
最後に、
最近「レス」したものは何ですか?
無い場合は何を「レス」してみたいですか?
この方法は、偶然やしかたなしに補うことから始まって、最終的に新しい行動範囲や価値拡張に繋がるかもしれない。
主役を無くしたと仮定し、それをどう補完するのかを考えることで新しい方法論を見つける手立てとなるのだなぁと思いました。例えば、災害時を想定して机上のケーススタディといったシミュレーションにも使えるかもなと思いました。
「無のチャンス」(大山徹さん)
ゲームが大好き、特にボードゲーム・アナログゲーム好きな大山さん!
ICUの図書館のイベント、これまで誰も借りてくれない本フェアというを紹介してくれました。普通はよく借りられているものが紹介されるが、誰も借りられていない本に光を当てて、新しい体験を惹起できる可能性がある。
金属を削る電動工具は金属を削ると火花が飛び散るのを使ったパフォーマンスをしている集団がいる。これはだれもやっていない。
「無」にはチャンスがありそうだから、「無」を探せばいい!
といはいえ、無いものを探すのは非常に難しい。。。
このワークショップでは無いものを探してみようというもの
3つのアプローチ例
・「無」となっている偏愛を探す
・純度の高い「無」を探す
・時間を経て「無」となったものを探す
無の採集をしてみよ~!
自分自身の「無」を見つけてみようというのがこのコンセプト
1)「無」となっている偏愛を探す
唯一無二の商品、モノ、サービスというのは、これまで無かった商品と言える。偏愛するものを探してみる。
私なら開けるかも?!○○○の専門店
という枠組みで考えてみるといい。
映画じゃちょっと、弱い。B級映画→B級グルメ映画→B級グルメインド映画
そのくらいまで絞るイメージ
<チャット欄の事例>
・アメリカで集めた政府機関のネックストラップ
・関東の日本酒
・麹のチョコレート
・ティッシュの味の違いを味合わせる専門店
・「半チャーハン」専門店
・硬いおかきの専門店
・大ヒットした原作を人気俳優で実写化したのに、なぜかコケちゃった映画専門店
・輪ゴムの色かたさ 幅 大きさ 強さ ちっちゃいのから トラックを引けるくらい大きいのまで
・メールの署名欄専門店
・誉め言葉専門店
・お叱りバー
2)純度の高い「無」を探す
バーニングマンというイベントを例示。何もない場所(活力0%)に街をつくって、イベントしてまた完全に片づけて終わるというイベント。
つまり、0%のものを探してみる。
あなたは何が0%ですか?
私は、
○○○0%です。
という枠組みで考えてみるといい。
早起き0%
アラビア語0%
いざ書いてみると、セルフブランディングであったり、自分が未体験なものを見つけたりする効能があるのでは?
<チャット欄の事例>
・優勝経験0%
・ホラー映画0%
・片付け力0%
・編み物0%
・カフェ/Bar 運営経験 0%
・絵心0%
・アカデミー賞受賞映画0%
・島根県0%
・ハリー・ポッター0%
・カバディー0%
・キノコ栽培〇%
・酒飲まない日
3)時間を経て「無」となったものを探す
誰にも借りてくれない本フェアはまさにこの事例
本来図書館は本を借りるもの、という共通認識に光があたる
私は、
一度も○○○されたことが無い
という枠組みで考えてみるといい。
<チャット欄の事例>
・私は一度も出家したことがない
・プロポーズ、告白
・度もインフルエンザをうつされたことがない
・スカウト
・神扱い
・密着取材
・酒を飲まされたことがない
・お風呂にします?ご飯にします?と聞かれたこと
・試合で負けて、ライバルと「今度は決勝で会おう!」とハグし合ったこと
間取りを見るのが好きだけど、遊び0%
だから、サイコロを振って間取りを作っていくゲームを作っている
勝敗がないため賛否両論あるが無いものを取り入れる楽しさがある
視点を180度変えてみることで意外とぱっと見つかったりする気がする。
思い込みや当たり前のすぐそばに「無」がある!
無いものを探すというのは、新しいものとの出会いと言える!
この方法はいつもの頭の使い方ではないので、脳のストレッチになる印象でした。いつも使わない方向での思考なので、人間らしい脳の使い方なんだろうなと思いました。
ぱっと見ネガティブな方向であるものの、新しい何かを見つけらるのだなと思いました。とても良い体験となりました!
この記事を読んでいただいたみなさまへ 本当にありがとうございます! 感想とか教えて貰えると嬉しいです(^-^)