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新しい世界の新しいコミュニケーション 「ゆるディベート」誕生の裏側の話


「ゆるディベート」を一言でいうと、
「テーマのある自由な雑談」です。

これは、Nサロン(日経新聞とnoteによる学びのコミュニティ)のゼミ
「【巻き込む】超実践編 周りを巻き込んでプロジェクトを立ち上げる方法」の中で「ゆるディベート」というコミュニケーション方法が
突如産声をあげました。もちろん、お産婆さんは高木さん。

この「ゆるディベート」の使い方について詳しく知りたい!
という方はこちらのnoteを是非ご覧下さい!
使い方を含む「ゆるディベート」にフォーカスを当てた内容です。


ここでは、「ゆるディベート」を中心としてはいますが、
ゆるディベート誕生までに何があったのかを記しておこうと思っています。
それによって、このプロジェクトの流れを追体験して頂き、
ゆるディベート活用のヒントなどとして貰えたらと思っています。

高木さんのゼミではどんなことをしたのか

Nサロンで行われた高木さんのゼミは3回構成となっています。
上部にあるゼミのリンクを見ても実は、良く分からないと思います。。。

この高木新平さんのゼミは、
グループに分かれたNサロンのメンバーが実際感じているイシューからプロジェクトを考え、高木さんにプレゼンし、フィードバックを貰うというやり取りを通して「周りを巻き込むプロジェクトを立ち上げる方法」を学んでいくという、文字通り「超実践」の形で行われました。

で、実際のゼミの流れは以下のような流れでした。

<1回目>講義→グループワーク(私は伝説のG班へ配属)
1)高木さんのこれまでの活動とその経緯などを講義形式で聞く
2)A班~H班の計8班のグループに分かれて、
  講義内容の感想共有とメソッド化できるものを抽出してみるワーク
3)そのメソッドを元に自分たちにできるプロジェクトを考えてみる

*1回目のゼミ終わり書いたnoteです(どんなだったかが分かるかも)
【超実践編】周りを巻き込んでプロジェクトを立ち上げる方法(1)のメモ
<プレゼミ>2回目の前に行われたグループワーク
1)1回目のワーク内容のブラッシュアップ
2)2回目に実施するメッソド・プロジェクト案のプレゼン内容検討
<2回目>メッソド・プロジェクト案の班別プレゼンテーション
1)各班5分の発表と高木さんのフィードバック
2)3回目に行われる各班のプロジェクトのプレゼンテーションの説明

*私のG班がどのようにして2回目を迎えたのかが分かるnoteだと思います
【超実践編】周りを巻き込んでプロジェクトを立ち上げる方法(2)のメモ
<リーダー会議>3回目のプレゼンテーションに向けての課題共有
1)各班でリーダーを立てて、現状の課題や問題点を話し合う
2)業務連絡
<3回目>最終プレゼンテーション
1)各班5分の発表と高木さんのフィードバック

*「ゆるディベート」の使い方はこちらから
(リンク挿入)

この流れのなかで、私はG班に配属されることになりました。
このnoteの中心的な役割となっている「ゆるディベート」に
繋がる流れを書いていきます。

実際互いを知らないよねっていう根本的な問い発生

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メンバーの意見を見ていて思い至ったのは、
みんなのことほぼほぼ知らんなってことでした・・・

<知るための大切なポイントはこんなことなんじゃないかと仮説を立てた>
・誰かに自分を知ってもらう(人との繋がりの中にいるために)
・自分で自分を知っておく(楽しいことをしっかりとキャッチするために)
・誰かの考えやその人を知っておく(仲間のことを理解するために)

これをひとまずやっておくと、色々な面白いことに遭遇する確率が上がる。
しっかりとコミュニティに根差し、自分のことをある程度理解した上で、
自分の意見を伝え、仲間の意見を聴き、アイデアを混ぜていくためにも、
お互いを知り合うことの利点は多いと思います。

そこで、私たちは2つのアプローチを取ることにしました。
1)質問をし合う文字によるコミュニケーション
2)チーム全体による雑談・会話によるコミュニケーション

まず、「ゆるディベート」の元となった雑談の話をしてから、
G班として発表した最終プレゼンの概要を紹介したいと思います。

異文化理論から考える雑談についての考察

<目的>何のために「みんなのことを知る」のか
①オンラインゼミのように、対面で話せない相手と
②しかも、今まで会ったこともない相手であっても
③すぐに打ち解けあい、仲の良い友達と変わらないテンポで話をするため
→「withコロナ時代の友達づくり」の方法論とは?
<日本人の文化的背景1>日本人は相対的に「関係ベース」で信頼構築
→個人的な付き合い、共感を通じて信頼形成

[対立概念]タスクベース→ビジネス上のやり取りを通じて信頼形成
<日本人の文化的背景2>「飲みニケーション」の国民性
酒を飲む = ガードをおろす = 心を開く
いかに「無礼講」の場をつくるかがカギ
<仮説>無礼講の場づくりに必要なこと
1)仕事・ゼミの内容とは関係のないことで楽しむこと
2)ポジティブな面だけでなく、ネガティブな面もさらけ出せること
  * キレイごとではない、素のことば・素の表情を引き出せる仕掛けが大事
3)自分の中で各メンバーに「○○のひと」という題名をつけてみる
(認知が形成されてはじめて「興味」醸成のステップに移れるから)
<行動>みんなのことを知るためにすること
テーマのある雑談をせよ
宗教戦争:きのこたけのこ問題、目玉焼きにかけるもの問題etc
日常の勘違い:聞き間違い、言い間違い、うっかりetc
仕事と関係がない、意見が対立する、偏愛が垣間見えるテーマ選びが大事

この中でも、参加者の属性に関係なく実施が可能そうな、
宗教戦争をやってみることになった

このようにある程度の話題の方向性があり、
それでいて気軽で、
心理的にも安全な環境下で雑談をすることで、
多くの情報を共有することが可能となると考えています。

最終的には、
この雑談部分が「ゆるディベート」に生まれ変わりました。
ここまで書いてみるととても感慨深い物があります。
色々な人に使われるといいなぁ。

G班が最終プレゼンをした発表内容

最後に、Nサロンでの最終プレゼンテーション用のスライド(抜粋)を
シェアしながら、G班がどのような思索と活動をしたかを記載したい。

これが背景を紹介したスライドです。
仲間のことを知るのが一番最初にあるといいよねって気づきを書きました。

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その中で完全オンラインで2つの活動を実施しました。
一つがすでに紹介した雑談(ゆるディベート)、
もう一つが質問をしあう文字コミュニケーションです。

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チームメンバーへの質問と回答を通して、
お互いを知ることを目的とした質問の作成と回答を実施しました。
チーム→個人、個人→チームの報告での質問・回答をしています。

チームから個人への質問は、やはり個人の素質、願望、選好(好み)、感情といった個人をあぶり出す質問に分離できる質問となりました。

一方で、個人からチームへの質問は、役割・ポジションに関する質問に集約しました。これはある意味予定通りではあったものの、立場によって質問の内容がしっかりと変わったことは、質問者がしっかりと自分の役割を理解していたことの裏返しでもあると思います。

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そしてこれが雑談のパート(紹介は省きます)

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今回のアクションで気づいたことをまとめています。
やはりチームとしての目的・ゴールをはっきりさせることは大切。
チームのゴールによっては求められるモノが変わるというのが理由です。
雑談と質問の組合せは、高解像度で個人像に迫れるというのが主旨です。

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で、利用例という形で以下のように参加人数別にまとめています。
お互いに質問し合う文字コミュニケーションも、人
数が多い場合には有効な手段だと思うので、
雑談と組み合わせて使っていくといいと思っています。

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Nサロン高木ゼミG班のメンバー紹介

G班のメンバー6人のnoteを紹介したいと思います。


おわりに

私にとっては、なかなか楽しいゼミでした。
知らない仲間とオンラインで集まって、何かを作るって行為は、
まさにクリエイティブそのものだと思いますし、
始めてのことだったこともあり、本当に良い経験になりました。

皆さんも、このような状況があった場合にはぜひ「ゆるディベート」を
使ってみて欲しいです。使ったら、感想を聞かせてもらえると嬉しいです。


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