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<2022年>AnswersNewsでのコラムまとめ

昨年から始まったAnswersNewsでのコラム執筆。普段の仕事にはない良い経験をさせて頂いており、ついでに弊社Evaluateの名前も出させて貰い、会社のBrandingにもちょっぴり寄与できるというオマケもついていて本当にありがたい状況になっています。

これも今まで色々と書いてきたからこそ、今があるんだなと本当に感慨深いです。書き始めたころ(今もですが…)は、誰かに読んで貰うというよりも、自分用のメモとして発信していました。それが読まれるようなときは本当に嬉しい気持ちになります。

もし、以下のコラムをお読みになったら、是非感想など頂けますと嬉しいですし、励みになります。



(1)2021年11月24日水曜日

「国益」を考えるべきは研究者ではなく国家ではないのか

令和初の総選挙となった先月の衆院選は、自民・公明の与党が過半数を大きく超える議席を確保する結果となりました。衆院選は政権選択選挙であり、民意は自公政権の継続を選んだわけですが、その一方で、与野党ともに大物議員の敗北や落選が相次ぎ、世代交代を求める有権者の強い意思を感じた選挙でもありました。

コラム冒頭部分

(2)2022年1月20日木曜日

「ドラッグロス」が起こらなければいいのだが…

4月に行われる2022年度の薬価改定は、医療費ベースで1.35%の引き下げとなることが決まりました。同時に行われる薬価制度改革では、イノベーションを評価する方向で一部ルールの見直しが行われる一方、製造原価の開示度が低い新薬の加算係数をゼロにする(実質的に加算を適用しない)など厳しい内容も含まれています。

コラム冒頭部分

(3)2022年2月14日月曜日

低分子はまだまだオワコンではないと言える理由

お恥ずかしい話ですが、私が「モダリティ」という言葉に初めて出会ったのは、製薬企業で研究者をしていたとき、ではなく、転職して製薬企業から学術情報サービス企業に移ってからでした。顧客との会議の中でその言葉が出てきたとき、意味がわからず冷や汗が出たのを今でも覚えています。釈迦に説法ではありますが、簡単に説明しておくと、モダリティとは医薬品に使われている技術のことで、具体的には「低分子化合物」「抗体」「細胞」「遺伝子」などが挙げられます。

コラム冒頭部分

(4)2022年3月18日月曜日

製薬協のツイッターアカウントに期待したい

すごく個人的な経験で恐縮ですが、私は書いて発信することでいろんな人たちとつながってきました。ツイッターもnoteもそうですし、このコラムもその1つです。自分がどんな人間なのか一言で言うのはすごく難しいことですが、発信を続けることで私という人間の輪郭が少しずつ見えてきて、周りの人にも理解されていくということを、私は身をもって経験してきました。

コラム冒頭部分

(5)2022年4月21日木曜日

ディール分析って面白い!次世代モダリティのインライセンス動向を日米で比較してわかったこと

製薬企業は、自社の研究を通じて新薬を生み出す創薬ど真ん中の活動を行っている一方で、他社から開発中の新薬候補や上市済みの製品を導入(インライセンス)する活動も活発に行っています。

コラム冒頭部分

(6)2022年5月31日火曜日

「ドラッグ・ラグが拡大しているとは言えない」って正気ですか?

感染症の流行など緊急時にワクチンや治療薬を迅速に承認できる「緊急承認制度」の創設を柱とする改正医薬品医療機器等法が、5月13日に国会で成立しました。目下継続中の新型コロナウイルスによるパンデミックのような事態が起こった際、スピーディーにワクチンや治療薬が使えるようになるのは、国民としては喜ばしいことです。

コラム冒頭部分

(7)2022年6月23日木曜日

ASCOで注目集めた「エンハーツ」…日本発のブロックバスター候補、ほかにはどんなものがある?

6月上旬の米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表された、抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」のHER2低発現乳がんを対象とした臨床第3相試験の結果は圧巻でした。詳しくはAnswersNewsの記事(「エンハーツ」HER2低発現乳がんP3で好結果―新たに数十億ドルの市場開拓へ)に譲りますが、HER2を標的としているこの薬がHER2の発現が非常に低いがんにも効果を示したのだから驚きです。

コラム冒頭部分

(8)2022年7月20日水曜日

「遺伝子治療ってどうなの?」と思っている人へ

先月末、アステラス製薬がポンペ病を対象に開発している遺伝子治療薬「AT845」が、重篤な有害事象により米FDA(食品医薬品局)から臨床試験の差し止めを指示されたと報じられました。遺伝子治療薬をめぐってはネガティブなニュースも少なくなく、アステラスの件で遺伝子治療薬にマイナスの印象を持った人もいるのかもしれません。

コラム冒頭部分

(9)2022年9月28日水曜日

事業性評価ってどんなふうにやってるの?

「この製品はピーク時に世界で○億円の売り上げが期待できます」「この製品は○年に○億円まで売り上げが拡大する見込みです」。製薬企業の中期経営計画で、このような記述を目にすることがよくあります。こうした試算は、大手製薬企業の場合、多くは経営企画部や製品戦略部といった部署が行っていて、社内外のさまざまな条件を考慮した上で一定の予測を出しているのだと理解しています。

コラム冒頭部分

(10)2022年10月27日木曜日

日本勢の執念を感じた2つの臨床試験

何かとネガティブなニュースが多い日本の製薬業界ですが、9月末、奇しくも同じ日に発表された日本企業による2つの最終治験結果には久々に心を踊らされました。
お察しの通り、その2つの最終治験というのは、エーザイのアルツハイマー病治療薬レカネマブと、塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ」(一般名・エンシトレルビル フマル酸)です。いずれも社会的に関心の高い疾患であり、これまでいろいろあったことを考えると、両社の意地というか、執念というか、そうしたものを感じずにはいられませんでした。

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(11)2022年11月22日火曜日

「日本の状況は良くないけど、患者がいることは変わらない」製薬業界を目指す学生の言葉

AnswersNewsでコラムを書き始めて今月で丸1年たちました。前回までに10本の原稿を書いてきましたが、そのうち2本は「ドラッグ・ラグ」「ドラッグ・ロス」の問題を取り上げています。それだけこの問題は私にとって気がかりだということなんですが、以前にも書いた通り、この問題は「日本で新薬を開発してもらえない問題」「日本が新薬開発で後回しにされる問題」であり、さらに進むと「日本で使える薬がなくなる問題」となり「助かる命が助からない問題」へと続く深刻な問題だと思っています。

コラム冒頭部分

(12)2022年12月20日火曜日

今年もいろいろありました

早いもので、今年も残すところあと10日あまりとなりました。皆さんにとって2022年はどんな年でしたか?私はというと、個人的にいろいろあった1年でしたが、それは最後に書くとして、私が「中の人」をやっている弊社EvaluateJapan公式Twitterアカウントのツイートランキング(今年1~11月のツイートでインプレッションやいいね・リツイートが多かったもの)をご紹介し、今年の業界を振り返ってみたいと思います。

コラム冒頭部分

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