「連載」ツーピース:チームすー。地球一周大冒険(38)
前回、日誌を書いている最中に、チリから国境を超え、アルゼンチンに入国していたのは、流石に驚いた。いや、もう、この日誌を書き始めた頃から、ずっと驚きっぱなしかもしれない。もちろん、チーム日本の走りっぷりもだが、ペヤング焼きそばの種類の豊富さや、海鮮丼パンツなるものが存在する事実などなど、話題に尽きない。
で、今はアルゼンチンにいるので、アルゼンチンの話題と思っていますが、ここで、チームのメッセージのやり取りに急に前のめりで入ってきたのが、船獣医のオタッキー、
”アルゼンチンに入ったら、これだけは聞きたいと思ってました。我々は南下しますが、↓のトクマンの街にお母さんはいたんですよね。”
”カルピス劇場は、私のアニオタの原点です!😊”
そうだったのか。オタッキーのオタクは、カルピス劇場だったのか。実は、心清らかオタクだったのね。
そのオタッキーの話題に、
”動画見ました。すごいですね。母をたずねて三千里って、宮崎駿に高畑勲だったとは。私も、宮崎アニメで育っていたんだ!知らんかった。衝撃!あと、歌、すごくいいですね。名曲ですね。リンクありがとうございます。”
”懐かしい❗見るたびに泣いてました。”
と、すぐさま反応、共鳴するイノシシとすーみん。
だが、そんな中、乗務員ペヤングが無言でこの写真を投稿。
あまりの不気味さに、イノシシが思わず反応。”この緑のものは…?”
”美味しい豚骨ラーメンですが…何か🤣❗❓”
ペヤング、なぜかドヤ顔調で返す。
幼少期の感動を思い出し、うるうるしていた気持ちを見事にまでぶち壊すペヤング。そう、彼は、カルピス劇場世代ではない。
黒リスは、このやり取りから、世代の差というものを実感するのであった。
チームすー。ジャパン:現在走行距離1,221.14キロ(763.21マイル)
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