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「新米フォスター奮闘記1」黒ごま・きな粉③

2日目🐕

日曜日早朝6時起床で、相方と2匹を連れて、お散歩へ。2匹ともトイレトレーニングをされていないので、昨日は、ちょっと目を離すと、2匹で競うように、色んな場所でマーキングをしており、自分が部屋を歩いている際、踏んだ場所が、グチュっと濡れていて、それに気づくと言う有様であった。2匹いると犯人探しが難しく、トレーニングが難しいのを実感。

今日こそ、朝のお散歩で、オシッコとウンチをして頂こう、と気合を入れてアパートを出るが、黒ごまの方は部屋を出た瞬間から、「怖いよー、怖いよー、ママちゃん、抱っこ、抱っこ」と飛びついてくる。アパートの外に出て、地面に下ろしても、飛び上がって脚に絡みつく。で、、、結局、我慢しきれず、オシッコじゃー。。。私の左脚は膝下からオシッコまみれだ。

きな粉の方は、足取り軽く歩くし、匂いもクンクン嗅ぐが、さっぱりする気配なし。30分弱歩いて部屋に戻り、脚を拭き、オシッコシーツのある場所に連れて行くが、その手前の柵の前で、じゃー。相方が、朝一番のオシッコ始末に追われる。

ご飯は、黒ごまの方が食いしん坊。早食いで、ご飯に虫予防の薬を混ぜても、気にせずペロリ。まだ、食べているきな粉のボウルに首を突っ込んでくる程、食欲旺盛だ。外に出るとあんなにビビリなのに、実は、君、生命力抜群だね。そして、甘え上手のくっつき虫。お座りも教えてないのに、トリート貰えると分かると、自らやっちゃうお調子者。

一方、きな粉は、新しいトリートにはすぐに食いつかず、薬も当然、すぐに気づいて残す程、用心深いタイプだ。散歩では豪胆に見えるが、実は、この子の方が神経質なのかな?フレンドリーに見えるけど、人の動きもすごく観察しているもんね。お座りも、ジッと目を見て、「何、言ってんの?」と一生懸命考えているよね。気がつくと、いつも、私の足元にいて、本当は、黒ごまより甘えん坊でしょ?

2匹は兄弟だけど、全然、性格も性質も違う。初めての多頭飼い体験から、分かったこと。どっちも可愛い。どっちも同じぐらい好き。比べるなんて出来ない。これは大発見だ。だって、自分では、”こっちの仔の方が好みだな。こっちの仔の方が好きだな。”とか思っちゃうと想像していたから。

先住犬ミルキーは、自分がブリーダーから好みの仔を選んで飼った。自分という人間は、自分の好みのワンコを愛する人間だと思っていた。

だけど、次に飼ったコーディは、レスキューからアサインされて一時預かりで出会ったわんこ。ズダボロのシニア犬。なのに、ミルキーと同じぐらい愛した。私って、自分が思う以上にわんこラバーなんだと自覚した。でも、それは、きっと自分の家にわんこが1匹で、1匹に集中するから起こることだと思っていた。

だが、今回、2匹飼っても、2匹を平等に愛せる自分を発見した。

フォスターボランティア、色んな発見がある。

だが、そんな2匹との日々は長くは続かないのであった。

※カバー写真は、オシッコシーツの上で遊ぶ黒ごまきな粉。

(つづく)





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