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年寄りの強みパート2

先日、こんなテーマの投稿をした。(↓)

Facebookにもシェアしたら、友人たちから、色んな意見や考えをもらい、フムフム、なるほど、でもね、そっかー、等、新たに自分の中に広がりが生まれ、非常に面白かった。自分の発想力には限界があるから、他人の考えに触れる機会はめちゃくちゃ有難い。それが例え、自分と反対意見や考えだとしてもだ。

そんなやり取りが一通り落ち着いた時、Facebookに勝手に上がってきた”Good thinking"なるページの投稿に目が止まった。どうやら、古い詩のような文章だ。
なんの気なしに読み始めて、最後は泣いた。
これぞ、私が求めていた、”年寄りの強み”の答えだったからかもしれない。

以下、和訳したものをシェアします。

”、、、そして、久しぶりに少年がまた戻ってきた。”

”少年よ、ごめんね。”
木は言いました。”もう、君に上げられる私のリンゴは一つも残っていないんだよ。”
少年は答えます。”リンゴを齧るには、僕の歯はもう弱すぎるよ。”

木は言いました。
”私の枝は全部なくなってしまった。君は枝にぶら下がって遊ぶことはできないよ。” 
すると、少年は”僕は木の枝にぶら下がって遊ぶには歳を取り過ぎたよ。” と答えます。

木は続けて言ました。”幹もなくなってしまったよ。”  
”だから、君は私にはもう登れないんだよ。”
”僕は登るには疲れ過ぎているよ。” 少年は答えました。

木はため息をつきながら言いました。
”ごめんよ、私は君に何かあげたいんだが、もう何も残っていないんだ。私はもう古い切り株なんだよ。ごめんね。”
少年は言いました。
"今の僕はもう必要なものはそんなにないんだよ。座って休むだけの静かな場所さえあれば良いんだ。僕はとっても疲れているから。”

それを聞いた木は、ぴんと姿勢を整え、”えっと、、、切り株は、座って休むには丁度良い場所だよ。さぁ、いらっしゃい、いらっしゃい。ここに座って、休みなさい。”

少年はそうしました。
そして、木はとても幸せでした。

(以下、原文)ー引用ー

"...And after a long time the boy came back again.
"I am sorry, Boy," said the tree, "but I have nothing left to give you-
My apples are gone."
"My teeth are too weak for apples," said the boy.
"My branches are gone," said the tree.
"You cannot swing on them-"
"I am too old to swing on branches," said the boy.
"My trunk is gone," said the tree.
"You cannot climb-"
"I am too tired to climb," said the boy.
"I am sorry," sighed the tree.
"I wish that I could give you something... but I have nothing left. I am an old stump. I am sorry..."
"I don't need very much now," said the boy, "just a quiet place to sit and rest. I am very tired."
"Well," said the tree, straightening herself up as much as she could,
"well, an old stump is a good for sitting and resting. Come, Boy, sit down. Sit down and rest."
And the boy did.
And the tree was happy."

Shel Silverstein - The Giving Tree, 1964.
ー引用終わりー

年寄りの強み。それは、私にとっての答えは、
”労り”が出来るようになること。自分にも他人にも。

生まれた時には何も持っていなかった私たちは、成長という名の下に能力をはじめとする様々なものを獲得していく。
それを活用し、堪能し、そして、少しづつ手放していく。欲と共に。
その過程の中、私も切り株のような存在になりたいし、少年の様に歳を取りたい。そう思えたら、なんかホッとした。

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追伸:実はこの投稿後、上記引用文はある絵本の一部と知り、その後、絵本全体を読みました。すると・・・衝撃な事実が発覚。その結果、上記の”私も切り株のような存在になりたいし、少年の様に歳を取りたい。”を下記に変更します。
”私は切り株のようにはなりたいが、少年の様にはなりたくない!!。”

そこに行き着いた話はこちらから↓





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