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言葉は生きている

「そんな変な日本語使わないの。」などと、若い頃、親に言われたことありませんか?もしくは、「最近はまともに敬語も使えない人が増えた。」なーんてセリフを耳にしたことありません?
私はあります。そして、その度に、”そもそも正しい日本語なんてあるの?”と心の中で疑問を投げ掛けています。

ちなみに、私、20代は旅行添乗員、NYツアーガイド、パーティの司会進行等を生業にしていた時期もあり、喋るプロだったわけでして、お客様からは、「黒リスさんは若いのに、綺麗な日本語を使えるのね。」なーんてお褒めの言葉を頂いておりました。
というわけで、自分が所謂、一般的に”美しい”とか”正しい”と評される日本語を使えないから、負け惜しみで、上記のような疑問を持つわけではないと言う点をお伝えしておきます。理性的に考察してのことなのです。

だって、言葉ってずっと変化してますよね。今、”正しい”とされている日本語って、江戸時代と同じでしょうか? 昔からの言葉使いの方が正しいのであれば、昭和の言葉使いより、江戸時代、いや、それより平安、いやいや、縄文時代の言葉の方が正しいになるのでは?

そう、言葉は生き物なのです。
そして、生き物が故に、常に新しい言葉は、若い世代から生まれる。若い世代と共に言葉は生きていき、また、次の若い世代によって、進化なのか成長なのか変化していくもののようです。

私が海外在住になってからも、様々な日本語が生まれています。
”チョベリバ”は、1990年半ば、一世風靡しましたねー。でも、使っているのは、若い子だったみたいですが。その頃の若い子はチョベリバと共に歳を取り、今、チョベリバを使う人はほぼ皆無となり、やはり、また、今の若い子が新しい言葉を生み出している。

例えば、”エモい。
私にとっては、数年前にユーチューブで初めて知った言葉で、英語圏に住んでいる人間にとっては、使い方から推測するに、Emotionからの造語とピントきました。うまいこと言うなー!って感心しましたね。

歳を取ってくると、自分の生きてきた世界にない言葉に違和感や反発心が湧き、否定したくなる方も多いのは理解出来ないこともないのですが、私は結構、造語好きなんです。面白いって思ってしまうのです。きっと、”正しさ”に縛られていないからかもしれませんね。

そんなわけで、私も若者に負けず、造語を編み出してみました。

”ゾグい”

意味は、”ゾクゾクするほどエグい”です。
どうでしょう?流行りそうですかね。
やっぱり、JKに使ってもらわないとダメかなぁ。。。









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