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セレンディピティ? 「丸の内 魔法少女ミラクリーナ」を読んで。

最近、私がノートに書いている「肉体は男性、心は女性」シリーズにまさにドンピシャな小説でびっくり。
4つの短編小説で成り立つこの本は、4つ共に私が日頃から感じている”普通に思っているけど、人間のおかしな習性”をテーマにしており、ストーリー構成から登場人物の作り上げ方、エンディングまで、実に”私好み”であった。
作者・村田沙耶香の芥川受賞作品”コンビニ人間”然り、どうやら、私はこの作家の物の見方が自分と共通するようだ。

4つの短編それぞれが非常に興味深い内容ではあるが、自分が今、書いているジェンダー問題にも非常に密接に繋がる「無性教室」は特に圧巻であった。

「僕はセナが好きだよ。(性別を)知らないままでいい。好きなんだ。」

性別もだけど、年齢だって、同じだよね。全てを超えられて、その人を好きだと思えたら最高だよね。




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