「小説」セントラルパークランナーズ(70歳・男性)
いつの間にかNYに着て45年も経っていました。正直、いつ自分がこんなに歳を取っていたのかと思います。因みに、ランナー歴はもう37、8年でしょうか。その間、多くの新顔の日本人ランナーさんが、セントラルパークに現れ、そして、去っていきました。今、よくパークで会うランナーさんはここ数年前からの知り合い。つまり、還暦を超えた私しか知らないランナーさんばかりです。多くは私よりずっと年下で、走りも伸び盛り。そんな人達に混じって走っていると、ちょっと寂しいような、悔しいような気持ちと同時に