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家にあった大量の現金を能登半島地震の義援金に活用しました。

多くの皆さんはご存知だと思いますが、2024年明けて早々に、石川県を始めとする能登半島周辺が「最大震度7」という大きな地震に見舞われました。被災者も多数出ており、冬の寒空の中で避難生活を送られている方も多く、被災地復興にはまだまだ時間がかかりそうな状況です。

私自身は、阪神淡路大震災で親戚が多く被災しましたし、東日本大震災の時には、冗談抜きで死を覚悟しました。そういった経験もあり、こうした災害が起こると、他人事に思えない部分があります。

かと言って、被災者と代わることなんてできるはずもなく、何か直接力になれるかと言っても限度があります。なので、こう言った際には、義援金という形で自分ができる範囲での支援をすることが多いです。

この記事を読んでいただいている方の中にも「なにか力になりたい」と考えている方もいるかもしれません。ただ、被災地は思っている以上に混乱しているのが現状で、無闇にボランティアなどに行っても返って復興の妨げになってしまうこともあります。こうした時には、やっぱり義援金という形が最適なのかなと。

今ではいろいろな義援金の形があります。たとえば…

持っている人も多いであろう「Tポイント」を義援金に変えることができます。ポイントって意外と使うタイミングを逃していたり、ヘタをすると知らないうちに失効していたりすることもあります。こうしたポイントを有効活用できるのは素晴らしいです。私も今回僅かながらに残っていたポイントを全て義援金に変えました。

そして、今回は家に大量に溜まっていた硬貨も義援金として活用しました。最近はモバイル決済などの普及で現金を使う機会が減っており、特に硬貨を使うシーンは極端に減りました。しかも、金融機関で預け入れなどするのにも手数料を取られるので、意外と使うのが難しいんですね。

種類にもよりますが、義援金に限っては金融機関での各手数料が免除される場合も多く、今回の能登半島地震への義援金も対象となっています。窓口での扱いのみ免除対象となる場合が多いようです。手続きも非常に簡単なので、皆様の家にも眠っている硬貨などがあれば、被災地のために活用してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、私は「ゆうちょ銀行」から送金しました。参考までに流れを書いておきます。

① 近くの郵便局に現金を持参する
 私は、手持ちの箱に現金を詰めて持っていきました。
② 窓口で「義援金として送りたい」旨を伝える
 現金が大量にあり、金額がわからない場合は、局員の方が機械で集計してくれます。
③ 払込依頼書を書く
 私が行った郵便局では、義援金送金用の依頼書(送金先の情報など記載済み)が用意されていて、そこに自分の住所・名前・電話番号を記載するだけでした。金融機関によっては、自分で送金先口座の情報なども書く必要があると思います。私は石川県の設置した口座へ送金しましたので、参考までに送金先情報が掲載されている石川県のサイトを載せておきます。

④ 現金の集計結果を書く
 現金の集計が終わると、合計金額を教えてくれるので、それを払込依頼書に書き写すだけです。
⑤ 受領書を受け取って終了
 
寄附金控除および損金算入する方は、この受領書が証明になるため、忘れずに受け取って保管してください。

現金を大量に持参する場合などは、窓口が混み合う時間帯などを避けるようにすると、自分も、郵便局の方にも負担が少なくて済むと思います。私が行った時には窓口はガラガラだったので、10分程度で全ての手続きが終わりました。

大量の現金を集計してみると「意外とあったんだな」と驚くことも多いのですが、これが少しでも被災地のためになると思うと、意義深いものに思います。

被災された方が、1日でも早く、少しでも安心した生活に戻れるようになること、被災地の復興が着実に進むよう心からお祈りしています。

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