桑田佳祐のすごさを改めて感じた話
Soulコブラツイスト～魂の悶絶
桑田佳祐さんの新曲「Soulコブラツイスト～魂の悶絶」が本日0時に YouTube プレミア公開されました。
この曲は、桑田さんソロ4年ぶりとなる新作EP「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し」にも収録され、彼自身も出演しているユニクロの CMソングとしても使われています。
もともと、サザンや桑田さんの楽曲が大好きで、小さい頃から慣れ親しんできましたが、今回の曲もやはり素晴らしい完成度。
タイトルは "おふざけ感" 満載ですが、曲調はミドルテンポで、歌詞をよく読めば少し寂しさすら感じる内容。夏と秋がせめぎ合い、どこか物寂しさを感じ始めるこの季節に見事にマッチした作品だと思います。
桑田佳祐にしか作れないサウンド
昔からサザンや桑田さんの曲を聴いていて思うのは、桑田さんの作った曲は少し聴いただけで「すぐにわかる」ということです。
歌詞、曲調、タイトルなど、曲を構成する全ての要素が「桑田佳祐」を主張しているように感じます。人々の記憶に残るアーティストや楽曲は、得てしてこういう傾向があると思っていて、誰が作ったのかを言われなくても、雰囲気で何となくわかってしまうんですよね。もちろん、桑田さん以外のアーティストが桑田さんの曲を歌った場合でも同じです。
桑田さん以外で言うと、GLAY の TAKURO さん、B'z の松本さん/稲葉さんが作った曲も、個人的には同じ感覚です。
また、大体のアーティストには「こういう雰囲気の曲だよね」みたいなのがある（例えば、TUBE なら夏っぽい曲、みたいな）んですが、桑田さんの場合は、激しい曲でも、静かな曲でも、全てが "桑田さんの曲" になるので、イメージが一つに定まらないというのがなんとも不思議な部分です。
時々、桑田さんが他のアーティストの曲をカバーすることがあるんですが、それですら歌った瞬間に「桑田佳祐の曲」に変わってしまう。もはや魔力。
"ユーモア" を忘れない
もう一つ、桑田さんの魅力はいくつになっても「ユーモア」を忘れていないということです。年齢で判断するのは無粋というものですが、桑田さんも気付けば御年65歳。それでも、ライブをすれば下ネタ全開、今回の曲タイトルのような言葉遊びも、昔からずっと変わらないままです。
これこそ、自分の表現したいことを表現し続ける桑田さんの魅力であり、彼の曲に「魂」が宿る理由だと思っていて、それが多くの人を惹きつけ続ける原動力になっているんだろうなと思うわけです。
あれだけのユーモアを、恥ずかしげもなく発揮できる人間になりたいなぁと、いつも尊敬の眼差しで見てしまいます。
バランス感覚がなせる業
結局のところ、桑田佳祐にしか作れないサウンドと、彼の人間的な魅力が絶妙なバランスで混ざり合っているからこそ、ここまでの国民的アーティストで居続けられるのでしょう。
さっきまで、おちゃらけていたかと思えば、次の曲では感涙もののバラードを歌ってみたりと、メリハリをつけるのも抜群に上手です。一節歌い始めれば、一瞬にして場の空気を変えてしまう。あれは誰にでもできる業ではありません。
そんな「桑田佳祐」という存在、彼が作り出すサウンドに、大きな感謝とともに、いつまでもいつまでも触れていたいものです。
新作EP「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し」は 9月15日（水）発売！！
今回紹介した「Soulコブラツイスト～魂の悶絶」をはじめとした楽曲を収録したEP「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し」は、9月15日（水）にリリースです（ステマじゃないよ、純粋におすすめ）
ぜひ、聴いてみてくださいね～！
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