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#カーリング沼 に浸かりながら体感したことや考えたこと+ちょっと宣伝

北京オリンピックが閉幕してから、もうすぐ3週間が経過します。そんな中でも、カーリング沼 にハマっているお陰か、僕の周り(特にソーシャル上)では、相変わらずカーリング熱がアツい今日この頃です。

もっと言えば、オリンピック直後に比べて、"盛り上がり方の幅" が広がっているような印象さえ受けます。これは非常にいい流れだと思っていて、本橋麻里さんが言うところの「4年に一度起きるやつ」から脱却できるチャンスが到来しているのではないかなと。

そこで今日は、カーリング沼に浸かりながら体感したこと、夜も寝ずに昼間に寝ながら考えたことなど、無い頭を捻りながら書いてみようと思います。

やっぱり SNS のチカラは無視できない

今の盛り上がりの中心は、テレビでもラジオでも無ければ、新聞や雑誌でもない。他でもない SNS の効果は大きいと思っています。

昨日、こんどーさん (@kondo_curling) という方が、こんなツイートをされていました。

ハッシュタグ「#カーリング好きな人と繋がりたい」を使って、カーリング界隈でのコミュニケーションを活性化させよう!という素晴らしいアイデアですね。

このツイートの後「僕も!私も!」と多くの方がこのハッシュタグをつけてツイートをしています。界隈では有名な JCA マーケティング委員の岩永さん (@IWAN_NAOK) も参加されていたり。

もちろん、僕も便乗させていただきました!

このハッシュタグをつけたツイートをきっかけに、僕のツイートにもたくさんの「いいね」や「リプ」をいただきましたし、相互フォロワーになった方も複数名いました。

これ以外にも、「#カーリング沼」に続く、「#わらしょ」というハッシュタグも少しずつ広がっています。「わらしょ」は「What a shot(=なんというショットだ!)」の意味ですが、過去から現在までのカーリングのスーパープレイを共有するものになっていて、昔からカーリングを知っている人も、最近興味を持った人も、多くの人が楽しめるものになっていますね。

これらのケースは非常に有意義なものだと感じています。一昔前であれば、情報を発信するのはメディアの仕事、僕たち個人は受け取るだけというのが常識でした。しかし、SNS 全盛時代になり、誰でも自由に発言したり、情報を発信したりできるようになりました。それを上手く活かした形であり「個人の発信がムーブメントを生み出せる」という好例になったのではないかなと。

こういうことが増えていけば、「自分も発信してみよう」と考える人が増えるはずなので、いつも話題に事欠かないという理想的な状況を作り出すことができます。

当然ですが、そこでお互いに否定し合ったり、イザコザを起こしたりしてはいけません。いろいろな考え方の人がいて、いろいろな物の見方を学ぶことができる、くらいに大らかに接するのが一番です。それに SNS には、自分に合わないと感じる人や、害を与えてくる人を「ブロックする」という機能があるので、どうしても耐えられないときはそっとブロックをしましょう。

多くの人が自由に発信できて、気負うことなく参加できる "カーリングコミュニティ" をもっと広げていくことが大切ですね。

インフルエンサー/エバンジェリスト の存在が必要

では、先ほど書いた “カーリングコミュニティ” とやらを広げていくためには何が必要なのか。

方法はたくさんあるはずですが、大前提としてコミュニティの存在そのものを多くの人に知ってもらうことが必要です。そもそも存在を知らなかったら、参加する/しない以前の問題ですからね。

そこで、活躍するのが「インフルエンサー」や「エバンジェリスト」という存在です。

インフルエンサー(Influencer):世間に大きなインパクトや影響力を与えられる人物のこと。

エバンジェリスト(Evangelist):もともとはキリスト教における「伝道者」の意味。現在では、業界や企業などが持つ魅力やトレンドについて、分かりやすく、世間に広めていく役割を持つ人物のこと。

どちらの役割も、何かを世間に知ってもらうために発信し、行動を起こすきっかけを作る役割と言えます。

今のカーリング界には、まだまだこうした役割の人、こういう活動を盛んにしている人は少ない印象があります。

影響力を持つ人という意味では、やはり選手や経験者が発信する情報は価値が高いです。

例えば、オリンピック終了後から、ロコ・ソラーレの吉田知那美選手 (@chinami1991) は頻繁に Instagram を更新しています(それ以前にも頻繁に更新されていましたが)。投稿とストーリーズ、リールを上手く使い分けているあたり、お手本のような発信をされています。

知那美選手の場合はオリンピックもあって知名度は抜群に上がっており、インフルエンサーとしても十分な存在です。積極的に発信してくれることで、様々な方向からカーリングを知ってもらうきっかけを作り出すことができます。

また、山口剛史選手の Twitter も、積極的に情報を発信されていて興味を引かれます。

語弊があるかもしれませんが、きっかけは何でもいいわけです。「カーリングおもしろい」でも「あの選手かっこいい!かわいい!」でも「自分にもできるかな」でも。まずは、"スタート地点に立ってもらう" ということが大切なんですね。

知那美選手以外にも、多くの選手や関係者が Twitter や Instagram などで、情報を発信してくれているので、こういう発信をまとめられるような仕組みがあって、一つのコンテンツとして確立できれば、強力なインフルエンサー/エバンジェリストになる可能性が大いにあると思っています。

さらに、先に書いたハッシュタグの例にも通じますが、カーリングに魅力を感じていて、多くの人に知ってもらいたいと思っているような個人が積極的に発信することも、とても大切なことです。

誰にでもインフルエンサー/エバンジェリストになれる権利があるし、なれる可能性があるんだ、ということを理解してもらいたいなと思います。

新しい流れに乗ってみるのはやっぱり楽しい

ここまで書いてきたいずれの話にしても、やっぱり新しい流れや取り組み、ブームに乗るというのは楽しいものです。

そして、それを通じて今まで全く関わりもなかった人やモノとのコミュニケーションが生まれ、知らなかったことを知れたり、反対に誰かに知ってもらえたりすることは、人生を豊かにします。

そんな風にして、楽しめる人を増やすことが、カーリングを盛り上げるために一番重要なファクターなんだろうと改めて感じています。もちろん、楽しみ方に決まりや縛りもないので、誰かに迷惑を掛けたりしない限り人それぞれでいいと思います。

何事も楽しくなければ続きません。反対に、楽しみが続けば、"ブームは文化に変わる" ことができるのではないかなと。自分も含め、たくさんの方々とのコミュニケーションを楽しみながら、これからもカーリングに関わり、応援していきたいと思います!

#カーリング沼  はまだまだ深まるばかり(ちょっと宣伝)

JCA の職員でもなんでもないですが、少しばかりお知らせを。

オリンピック期間中に好評を博した YouTube 配信「#カーリング沼 へようこそ!」の継続が決定したそうです!早速、3月13日(日)21:30~配信再開!

今回の配信では、北京オリンピックの裏側や、3月19日からカナダで開催され、中部電力が日本代表として参戦する女子世界選手権の展望などが語られるとのことです。まだまだカーリング沼にハマることはできますので、お見逃しなく。

また、新しい発信方法として、日本カーリング協会公式 note もオープンしたので、配信に合わせて読んでみると、理解や興味が深まること間違いなし!?

そして、テレビ業界もカーリングブームを放ってはおきませんね。3月13日(日)19:58 からの「世界の果てまでイッテQ!(日本テレビ系列)」では、フォルティウスの皆さんがガンバレルーヤのお二人にカーリングを指導する企画が放送されます(北京で話題になった "メガネ先輩" も出演!?笑)

しかも、日テレさんは空気を読むのがお上手なようで、イッテQ の放送後、約30分のインターバルを置いた後に、カーリング沼の YouTube 配信が待っているというカーリングゴールデンタイムとなっています。

#カーリング沼 はますます深まるばかりです!

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