見出し画像

初めてルルを病院に連れていった話

こんにちは妻です。
先日、一年に一度のワクチンのために初めてルルを病院に連れていきました。その際、想像を絶する大変さだった事をここに記しておきます。


脱走防止のため洗濯ネットに猫を入れ、キャリーケースに入れ、動物病院まで連れていく、病院は嫌がるけど洗濯ネットに入れれば猫はおとなしくなる、という知識はあった。
幸い病院は歩いて5分圏内にあるので、キャリーケースに入れてしまえばあとは連れて行くだけ。

ところが「洗濯ネットに入れる」という第一関門がめちゃめちゃハードル高かった。なんやこれ聞いてない。洗濯ネットに入れるまでがめちゃめちゃむずいやんか。

まず夫がルルを抱き上げ、私が洗濯ネットの口を広げて入れる、という作戦でいってみた。爪がネットに引っかかるし、ルルが低い声で抗議して来るし、全然無理。

次。
軍手をはめた夫が洗濯ネットを裏返してルルを捕まえ、洗濯ネットをひっくり返してチャックを閉める、という作戦でいった。警戒したルルが全然捕まらなくて無理。

次。
キャットタワーのかまくらに逃げ込んだルル。洗濯ネットでかまくらの出口を塞ぎ、もう一方のかまくらの出口から枕で押し出すという作戦でいった(説明むず)。ルルがかまくらの中で細くなっただけだった。無理。

この時点で10分〜15分くらい経過。ルルはずっと低い声で鳴いてるし、緊張感もあってたまらん状態。

次。

かまくらから出てこなくなったルルであったので、キャットタワーをそっと倒し、逃げ場をなくす。追い込み漁のようにキャリーケースに導く作戦でいった。5分くらい粘るルルと夫。そしてこれはかなり偶然、キャリーケースにルルが入ってくれた。

もう洗濯ネットに入れるどころじゃなかった。キャリーケースに直に入ったけどそれでも御の字。キャリーケースの上からバスタオルをかけ、脱走防止の目的でヒモでぐるりと一周しばった。もうめちゃめちゃ疲弊した。


画像1


病院に行ったら実にスムーズ。先生は手慣れてるし、ルルも診察台の上に乗ったら逃げるでも噛むでもなくおとなしくされるがまま。ワクチンを打ち、体重をはかる。

先生の「何か気になるところはありますか?」という質問に夫が「口が臭いくらいです」と答えた。わっはっは。動物の口が臭いのはある程度当たり前のことだと思っていたので深く考えなかったが、先生は続けてこう言った。「お尻をよく舐めていますか?」と。何…?

まぁ普通に舐めてます。猫なので…

すると先生おもむろにルルのお尻をなんか ギュっ!! ってやった!
したら茶色い臭い液体が出た!!なんじゃこら!!

「体質的に肛門線がたまりやすいみたいです。放っておくと肛門線が化膿したり破裂することもあります」

なんやて?
肛門線がたまってて、それをペロペロしてたせいで口が臭かったと?そうやったんか…それにしても「肛門線破裂」ってパワーワードやな。一体どれくらいの頻度で肛門線絞りをしてやったらいいんや?

「1ヶ月に1回くらいです」



画像2

ガーン。

毎月あのキャリーケースにルルを入れる戦いを繰り広げねばならないことに、ガーンである。

一年に一回のワクチンの時だけやと思って頑張ったのに、月一…


そんなわけでルルのルーティンに「月一の肛門線絞り」が加わった。
我々のルーティンには「月一ルルの追い込み漁」が加わった。憂鬱。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?