見出し画像

コミカルが卒業できないのは、まだ余裕があるからかもしれない話

今朝、ネコをなでながら、あと数日で、この悠々自適な生活も終わりかぁ‥2ヶ月間だけ週5日の雇われの身だ。カリカリの心配はしなくていいんだよ、ななせ。と、しみじみ。

していたんだけど。

忙しくなるはずだった勇み足の予定が2ヶ月分、頓挫した。というか。2ヶ月限定の仕事。
ええ〜まさかの不採用通知。。。

やばい。とは思っているけど、どこかでホッとしている。いや、やばいことには変わりがない。

焦っても仕方がないし、とりあえず振り返って落ち着いてみようと思います。

ことの発端は10日前。

久しぶりに通帳を記帳して青ざめた。思ったよりお金がない。2ヶ月後の生活費が無いのでは?

いやいや、よくよく計算して、年度末までは何とかなるはず。。。
いやいやいや、足りてません?そんな?ほんとに?

4月からは、週4日働くことは決まっている。前の職場に週4日で戻れるように、昨年中にお願いしに行っている。

え、あれ?
4月以降の正式な採用通知、届いてたっけな?

いろいろと気がついて青ざめながら、とりあえずネット検索「富山 短期 バイト」。

最初に出てきたのが、刑務所での事務の仕事。応募には、ハローワークの紹介状が必要だ。

ハローワークにすぐ電話。
その求人だと、ネット登録では難しいので紹介状をお出しします、ハローワークに来てもらえれば、すぐに紹介状は出せますよ。

その日のうちに、最寄りのハローワークに駆け込んだ。

私に2ヶ月だけ働ける仕事をください!

窓口では、とても親切に話を聞いてくれた。もともと求人票を見るのは、物件情報を見ることの次に好きなことで、転職するわけでは無いときも、暇だと見ている。見慣れてると自負していたけど、窓口の人は更に詳しく求人票を読み解いていた。

一枚の求人票のお決まりの文言から、雇う側のどういう意図があって書かれているかを推測できるレベルが、格段に違う。

とても勉強になる。
おもしろい。

こうしたいという、こちらの希望も聞いてくれて、雇う側にはそれとなく、条件と違うけどよいか聞いてくれて、いくつか出してくれた求人の中から、妥当なラインを選んでいく。決して無理強いせず、こちらの気持ちのペースに合わせて。

刑務所での事務の話はいつの間にか頓挫していて、実際に通えそうな職場に絞られていく。そうして、紹介状を出してもらった、2ヶ月限定の職場。

翌日には履歴書を出し、大雪の日の面接も完璧だったと思ったんだけど。。。

「応募者が複数名いて、ご希望にはそえませんでした」という通知が届いた。

あ、それって。

不採用ってことで、合ってますよね?

窓口で1時間半もかけて話を聞いてくれた優しい担当の方、ほんとにすみません。
不採用の通知がハローワークにも届いて、がっかりしていることでしょう。

いやいや、一日何件も合否の結果をみているんだから、いちいちガッカリしないか。
うーん、でも、私だったらがっかりするかも。あの時のあの人かぁ〜。また来てくれるのかな?とか。

いやいや、一人ひとりのことは覚えてられないか。


1年間は全部好きなことをしてみたいと、4月から自宅で仕事をしてみて、きつかったけど、楽しかった。

ねこと暮らし始めてから8年、ねこたちに留守番してもらう時間も多くて、こんなに一緒に過ごしたことはなかったなぁと、しみじみ思った。

時間があったらしたいことは、だいたいしてみれたし、時間がないという理由で脇に置いていたものを脇に置けなくなって、チャレンジするしかないと取り組めたこともあった。

職場でそれらしく見える服じゃなくて、着たい服を着る、というのが一番難しかった。今までちゃんと考えたことがなかったのかもしれない。

時間がない、というのは、したいことを考えなくていい道具だったんだという発見もあった。
時間がないと言って向き合わなかったことだったはずなのに、時間がたっぷりできると、今後はお金がないという理由で向き合わなくなる自分。

おお、これは、ずっと言い訳をして逃げ続けることができるのかと怖くなった。けど、やる気がでない。

時間があってお金が足りない、となってから、これはやるしか無いと動き出す。

よくよく考えてみたら、前にもそういうことが何回かあったような気がする。このパターンは変えられないのかもしれない。

ちょっと仲良くなった人に、私のイメージは?と聞くと、結構な確率で言われるのが『コミカル』。

私は、このイメージが嫌で、20代からずっと、深みのあるちょっと陰もある妖艶な大人を目指してきたけど。

もうそろそろ、50代がもうそこに見えてきて、コミカル卒業は無理かなと思い始めている。

10代後半の頃に、私はこの先、生きていけるのか?と本当に心配していたけど、そこから30年。何も安定はしてないけど、今のところ息絶えてはいない。

食べるものにも何とか困らずに来れている。本当に奇跡。

若い頃に占いで、仕事運はあるけどお金は貯まらないと言われたことがあった。ええ〜そんな〜と思って、その後、別の占いの方の所に行ったら、まったく同じことを言われた。

今思うと、その2回の占い、合ってる。

コミカル、というイメージを、長い間多くの人に持たれているというのは、何回も転職を重ねながら、その都度、いろいろな周りの人に助けられながら、それほど困らずに生きてこれた証なのかもなと思ったりもする。

今までお世話になった人々がたくさんいて、お礼が言いたいけど、もう会えなかったりもするので、今、私の周りにいる人々にお返ししていくのがいいのかなと、ぼんやりと思っています。

そして、現実に戻ると。。。

これから2ヶ月間、私にできる仕事があったら何でもします!ぜひ、ご紹介ください!!

と、ことあるごとに、叫んでみようと思っています。

この文章を読んでくれた方がおられたら、ありがとうございます。
大寒波ですが、お身体大切に、温かくお過ごしくださいね。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?