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vol.202 REAL PORTRAIT NAGOYA'23に参加してみて

今回も少し長めのお話です。
※この記事は2023年8月に書いていたもので別の記事とは書いた時期が前後するため、内容が若干変化しますが心境の変化と思い多めに見てもらえたら幸いです。

REAL PORTRAIT NAGOYA2023に参加します。

去年も盛り上がったREAL PORTRAIT NAGOYA(以下:リアポ)に今年も参加しました。

今年の展示作品に協力してくれたモデルさんは「Narumiさん」です。

Narumiさんとは去年のリアポの会場でお話ししたのが初めましてだったと思いますが名古屋を中心に活動されているので展示会の会場でお見かけしてはいました。

ただお話をする機会はなく・・・。
お話したきっかけはリアポに出されていたなるみさんがモデルの展示作品前で本人から作品の話を聞いたのがきっかけだったと思います。

それまではなんとなく単に綺麗なモデルさんだなくらいにしか思っていませんでしたがリアポの会場でお話ししている会話の中でなるみさんと撮った作品イメージが頭の中にはっきりと思い描けたんです。

そして作品イメージが湧いたその場で来年のリアポ出ませんかとお声がけさせていただきました。

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といってもリアポには枠が限られますので今回の応募は初めからパーテーション1枠のみ一択で応募しました。
応募当日・・・というか申込開始時間からすでにSNSでは落ちたとか連絡が来ないとか、来たとか一喜一憂されていてお祭り状態でしたがパーテーション1枠のみの自分は難なく枠をゲットしました。

壁側2枠で展示したいという気持ちもわかりますが、その気持ちが強すぎてリアポに参加できないでは意味がないと思った自分は最初から壁面とパーテーション2枠は諦め、パーテーション1枠というあまり人気のない(失礼ですがすぐに取れたことからも間違いではないかと・・・)場所を狙った作戦でした。

まぁ、作品内容的にもあまり何枚もの組み写真で表現するものではなく、作品一枚で展示するのが相応しいと思っていましたからパーテーションだろうが壁面だろうが2枠も要らないという判断もありました。

ただ、枠が取れた時はやっぱりホッとしました。
自分は枠が取れてから作品を考えるスタンスではなく、作品があってその先に展示があるというスタンスなので枠が取れなければ作品を見てもらう機会すらありませんから。

展示作品について

「 Complexに咲く薔薇 」

モデルは先ほどもお話しした「Narumi」さんです。

なるみさんとお話ししていた中で彼女は自分はコンプレックスしかない、コンプレックスの塊だと仰っていました。
けれど自分は逆にそのコンプレックスの塊だと言われているなるみさんがとてもモデルとして魅力的だと思えました。

彼女がcomplexだと感じている部分を彼女以外の人はそこを魅力的だと感じる人もいる。その彼女側からでは見えない、他人にとってのNarumiさんの魅力という部分を薔薇を使い表現しました。

撮影について(スタジオや技法、機材など)

使用したスタジオはこちらで、EOS R6とEF24-70mm L Ⅱ USMを使い、照明はスタジオ備え付けの照明のみです。
小物としては薔薇の生花を花瓶のみ購入して撮影に臨みました。

こちらの作品は会場でもたくさん、たくさん聞かれましたがパソコンでの合成ではありません。

Photoshopを使わずこの撮影は全て多重露光で撮影しています。

なぜなら一枚ずつ撮った写真をあとでパソコンで合成するとなるとそれは写真家ではなくクリエイターなんじゃないかという思いがあります。
自分はデジタルアートのクリエイターではなく、写真家(そう名乗っていいかわかりませんが)なのであと加工で一枚の写真にするという技法を取りたくはありませんでした。
※だからと言ってPhotoshopで合成作品を作っている人を批判する気はありません。あくまで自分の矜持の問題です。

それに何より、デジタルカメラを使った多重露光ならモデルさんとここはこうしたほうがいいよねと撮影結果を液晶モニターで確認しながらお互い作り上げていくことが出来るその過程もプロではないからこそ出来る写真の楽しみだと思っています。

ちなみに多重露光についてはこちらが参考になると思います

多重露光というとみんな難しいイメージを持っていますが基本さえ押さえておけば特に難しい撮影手法でもないので一度試してみるのも良いと思います。

では、また。

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