電車や道で落とし物を見つけたら…
どうするのが正解なんだろう?
コロナ禍もあったせいか最近は他人の物に触れるのは避ける風潮が強いような気がする。
私はよく落とし物に出くわす(いやみんなも気がついているのか?)。結構落ちている印象。
道端に落ちているタオル・手袋・帽子などなど。お財布はきっとすぐに誰かが拾うから道で出くわすことはないんだろう。
現代の日本ではタオルや手袋なんかは言わば「使い捨て」アイテムとも言えなくもない。コンビニでも買えるし100円ショップでもそこそこ良いものが買える。
無くしちゃっても「また買えば良いか」が通用する。なんとも豊かな国だけど、ちょっと悲しくもある。
そんなふうに見えるタオルや手袋でももしかしたら誰かにとっては大事なものかもしれない。
昔はそう思う人が多かったのかよく道端の塀の上や街路樹なんかの上に落とし物を置いてくれた形跡があった。丁寧にビニール袋に入れて『落とし物』なんてメモをつけてあったり。
私自身はなかなかそういうことができず、落とし物を見つけては無視して通り過ぎることしかできなかった。道端に座り込んでいる人と目があったのに無視するような罪悪感さえ感じていた。
言い訳としては
・他人のものはあまり衛生的ではないような気がする(特にコロナ禍は)
・道端で急に止まってものを拾うのはちょっと危ないかも(後ろを歩く人や自転車に注意)
あたりを考える。
ただ最近は道端で出会った落とし物は周りに注意しながら拾って近くの少し高いところに置くようにしている。(ちょっとバッチイやつはごめんなさいすることも)
これが意外と勇気がいるのだ。
立ち止まる
拾う
近くに置く
これだけのことなのに。
「ものを拾う」という行為って少しネガティヴなイメージがあるのだ。特に自分のものではない場合。
別にやましい気持ちがあるわけではないが他人からそう見えてしまうのではないか?という変な考えが浮かぶからだ。
他人軸で生きてるなぁとつくづく思う。
この辺を改善して行くためにも落とし物を見かけたら拾って救い上げる行動は続けていこうと思う。
でも電車とか人が多いところはハードルが高い。
どうすればうまくできるのか?
例えば「落とし物を拾う」という行動をSNSなどで流行らせてみてはどうだろう?
動画のイメージで構成してみよう。
Scoop up(すくいあげる・日本語で掬うと救うをかけた)とかなんとかってタイトルをつけて、道端で寂しそうにしている落とし物にフォーカス。それを拾い上げて持ち主が来てくれるのを待つっていうエンディング。
エンディングまでの間にその落とし物にその持ち主についてインタビューしてみるのもいい。
持ち主についてはあくまで想像でしかないけど、ストーリーを持った物の強さはよくわかっている。
ストーリーを持たせると今の今まで「落とし物」だったり「ゴミ」的な存在だった物に人は突然興味を持ち始めるのだ。
想像でも物語があるとそのものに人格のような物が見えてきてしまうのは私だけではないはず。
これがひとつのコンテンツになれば電車でもどこでもやりやすくなる(ヨコシマな考えである)。
バズったりなんだりっていうのはあんまり好きじゃないけど、コンテンツを見た人が1人でも落とし物を拾ってくれたら世の中からいや少なくとも道端で持ち主を待つ物たちが減るかもしれない。
電車にあった落とし物から派生しすぎた…
結局拾わずに降りてしまった。ごめん。
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