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仄暗い心の底から

 形あるものはいつか無くなると言いますが、形のないものでも大抵のものは無くなったり変質したりするでしょう。伝言ゲームという短い時間でも伝聞はねじ曲がり、忘れられた風習など無いも当然で、云年前の自分は今の自分とは大なり小なり別人です。そのような感じでひずんで変質した心の話を書いていこうと思います。当たり前ですが明るい話ではないです。

†心の深穴†

 私はどちらかと言えば楽観的で明るい方の性格で今でもそれは変わっていません。しかし、一時期メンタルが荒んでいた影響で心の一部にその名残が今でも残っています。昔は聞いてもなんとも思っていなかった暗い曲に心が怪しく共振したり、ふとした時に破滅的な気持ちが心の何処かから湧いてきたりします。イメージとしては治ったいつも通りの心の端っこにグチャグチャに折れ曲がって掻き毟った血が赤黒く固まってこびり付いているような部分がある感じ。一度強烈についた癖って中々取れないんやなあと思っています。

多分これ

そして、その影響を一番感じるのは何かが上手くいった時です。何かを上手い事きり抜けて綺麗にこなした所で過去の失敗や杞憂と言ってもいい最悪の状況の懸念が頭の隅に居座り続け、沼から這い出てきた腕が首を絞めつけてくるかのような息がつまるような感覚を覚えます。ただ首を絞められたからと言って直ちに息が止まるわけではないのですぐ対処すれば問題ないですし、考えようによっては悪い意味で調子に乗らないように自戒できているとも取れますが、しんどいときはやっぱしんどいです。

ゲームで例えるとこんな気分
普通にキモい敵なので顔は消し消し

 一度ついた折れ目を直そうとは思わないし今の私も私なので否定する気はないですが(難儀なもんやなー)と他人事のように考えてしまいます。前述したように考えようによってはプラスに使えない事もないので、自己分析を怠らずに上手に付き合っていくしかないというのが今の私の結論です。ひずんだ心が落ち着いてくれる日があると良いんですけどね。

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