星とたんぽぽ
星とたんぽぽ 詩・ 金子みすゞ
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
見えぬものでもあるんだよ。
日常では、100%見える世界で生活していますが、意識を変えれば、100%、見えない世界に居ることになります。
隣の家で犬がないた。あれどんな犬。雲の上を飛んでいる飛行機。
雲一つない碧空。そこには、無数の星雲がちりばめられています。
この大地の下には、何がある。土竜のねぐら、地下水。マグマ。
空気も、水蒸気も、時間も。見えないのに あると信じています。
意識も思考も感情も、精神も、みんな見えません。鏡がなければ、顔、身体も、天体望遠鏡がなければ、宇宙が見えません。天国も、極楽も、魂の居るところが分かりません。
💮 2歳で失明した島筒英夫さんは、ピアニストとして、生きる希望をつないできました。みすゞさんの詩を作曲して、多くの方々に歌われています。
「さよならぼくたちのほいくえん」が、代表作で、みんなと歌っていると涙がにじんできます。
🌸 「蜂と神さま」歌曲集の中から。 詩・金子みすゞ 曲・島筒英夫
花屋の爺さん 花売りに、お花は町でみな売れた。
花屋の爺さん さびしいな。育てたお花がみな担売れた。
花屋の爺さん 日が暮れりゃ、ぽっつり一人で小舎のなか。
花屋の爺さん 夢に見る、売ったお花のしあわせを。
^^♪ ボクのために作曲してくれました。
* 寝る前に布団に入って目をとじると、夢に見るような映像が、次つぎに現れてきます。メロディーも見えないところから、やってくるのかもしれませんね。
🐻 森野研究室
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