見出し画像

【読書メモ】勇者たち(浅野いにお)【#14】

漫画です。斜に構えてるといえば斜に構えてる、深いといえば深い、人間に対する皮肉といえば皮肉にも見えます。何度も読み返している作品です。

「勇者たち」が「暗黒」を倒したところから始まります。4ページくらいで終わって、テレビのエンドロール的な演出で出演、〇〇、△△、**、□□と紹介が終わると、誰かが指摘します。その指摘に対して、実は〜〜だったんだ。本当は〜〜だったんだと仲間割れが始まり、もめている間に夜が訪れます。闇の中で、「勇者たち」の1人が「暗黒」になってしまいます。

この繰り返しが5話続いて、6話で新しい「勇者たち」が現れて「暗黒」を退治します。そこから少しテイストが変わって、「勇者たち」が都に帰って色々あるというエピソードが続きますが、最終話の最後に「ゆめちゃん」の肩に乗っていた「ウサ公」が・・・

「暗黒」が倒される時の、最後の言葉を紹介します。

この体は朽ち果てようとも・・・すべてを無に還すまで、暗黒の力は不滅なのだ・・・

「おやすみプンプン」は読んでいると、どんどんしんどくなっていって、読み終わる頃にはすごい疲れましたが、この本は1冊なのでそこまでは疲れません。ただ、色々考えさせられるという点では、おやすみプンプンに匹敵するくらいの濃い作品のように思います。おやすみプンプンを読み返すには、ある程度の元気がないと難しいのですが、この「勇者たち」はそこまでエネルギーを吸い取られないので、気軽に読み返せます。

あと、男性に向けて書いておきたいのは、浅野いにおが描く女の子は可愛いということです。めっちゃいい。

おわり


頂いたサポートは、とてもモチベーションになっています。新しい記事を作る資料費として、感謝しながら有意義に使わせていただきます。 気功・太極拳を中心とした健康と、読んだ本について書いています。どちらも楽しんでいただけると嬉しいです。 サポートしてくれたあなたに幸せが訪れますように!