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読みかけている本について

 久しぶりに、文庫本を買った。

ノアありがとう。そして、さよなら。ある日突然、やってきた黒猫。名前はノアというらしい。なにげない日々のなか、ノアが心に届けてくれる「宝物」。算数の授業中、一瞬の早技で教室に飛び込んできた黒い猫。首に巻かれた風呂敷の中には、「あなたのクラスはノアに選ばれました!」という手紙が。自由気ままなさすらい猫が、ちょっと困っている子どもたち、悩んでいる大人たちに思いださせてくれる大切なこととは。不思議な猫が巻き起こす小さな奇跡の物語。大人気作品、講談社文庫に登場!

 重松清の作品は、学生の頃に生協とか書店とかで必ず見かけて(今でもそうだが)、同世代の人ならきっと学生時代に伊坂幸太郎、東野圭吾、重松清の作品を何かしらは読んだことがあるんではないかと思う。
 久しぶりに東京に出る用があったので、新宿のブックファーストに立ち寄った。いつも教育書ばかり買っていて、なんか面白くないなと思ったので、ふらっと文庫本コーナーに立ち寄り、気付いたら重松清の名前を探していた。
 
 その中で、何となく黄色いカバーが気になって、とりあえずレジに持って行った。学校を舞台にしていて、結局そこから離れられない自分がちょっと情けなくなるけれど、逆に自分にとっては日常的な舞台に、「ノア」が現れることで素直にわくわくすることができる。
 どうしても、子どもの視点と教師の視点とで読んでしまう。それが今の自分の読み方なんだと思う。あと、「カレーライス」が光村の国語教科書に採用されている関係もあって、「これが国語の教科書に載っていたら・・・」という考えも出てくる。でも、どちらかといえば、道徳の教科書に出てきそうなシーンの方が、今のところは多いかなと思っている。まだ半分くらい残っている。

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