へぎそばを食べ比べてみた話
経緯
家に何故か蕎麦が何種類かあったので食べ比べてみることにした。
お歳暮で貰うこともあるお蕎麦。
うちは母方の祖母の実家が小千谷ということで、へぎそばを頂くことがあった。
しかし蕎麦というものは食べるのが億劫で、
作るのに1把(約100g)につき1.5リットルのお湯を用意しないと美味しく茹で上がらない。
1人分なんてとても面倒……なのだが。
いつまで経っても食べないそばが家に7,8袋も溜まってしまった。
流石にもったいなかろうということで重い腰を上げて食べることにしたのである。
今回はこの3種を一食毎に食べてみた。
小嶋屋総本店 布乃利へぎそば
小千谷そば和田 小千谷そば
玉垣製麺所 妻有そば
まぁざっくり新潟の蕎麦で食べ比べてみよう、ということだ。
どの蕎麦も一袋(200g)を
3リットルほどのお湯で袋表記の時間通り茹でて、
流水でぬめりを取り、氷水で締めた。
すべてのそばでつゆは共通のものを使う。
適当にめんつゆとみりんと水を1:1:3で合わせたのを軽く煮立たせた後冷蔵庫で冷やしたものだ。
実食
小嶋屋総本店 布乃利へぎそば
袋がシュッとしていていかにも『美味いお歳暮でっせ』感が溢れるパッケージ。
食べる前から結構ウキウキで茹でていた。
しっかりとコシのある麺で喉越しもいい。そばの香りは控えめ。
今回はめんつゆの味が濃いのでやや主張がほしいなぁと感じたが、本来はこんなに濃いつゆで食べるものではないのだろう。
ザルに盛って薬味を少しだけ入れて、すこしずつ食べると美味しく食べれそうだなと思った。
普通に美味しいお蕎麦なのでまたピンで食べたい。
小千谷そば和田 小千谷そば
こちらもええ感じの袋に入っていて『美味しいお蕎麦でっせ』感がある。
そのまま食べると一つ前の布乃利へぎそばと麺の喉越しは同じぐらいだが、蕎麦の風味が強く感じた。
めんつゆにつけて食べても、啜ったときに蕎麦の香りとへぎそば特有のコシが感じられてとても良かった。
薬味もりもりでもしっかり蕎麦食べてる感があったので、雑に食べて美味しいと感じられるのはこちらかもしれない。
玉垣製麺所 妻有そば
こちらはお歳暮……ではなく自分で買ったものだ。
つまり我が家で「そば」といえばこれなのである。
前2つの蕎麦よりも、茹でる際の泡?が多く出るので茹で始めは注意しないといけないなーという印章。
そばの風味が前2つよりもとても強く、麺のコシもしっかりある。
麺の味がしっかりしているので、味の濃いつゆでもへっちゃらなのがやっぱりいい。
今回はザルで食べたが、冷やし肉そばにしたり、温かいまま月見そばにしても美味しい。
まとめ
今回は3種食べ比べてみたが、どの蕎麦も特徴がありとても美味しかった。
光熱費が気になる昨今、蕎麦を茹でるというのはなかなか贅沢な行為に感じるかもしれないが、たまには食べてみてはいかがだろうか。
おまけ
めんつゆについて
作り方を備忘録的に書いておく。
めんつゆ50cc、みりん50cc、水200ccを鍋に入れる
沸騰する直前まで温め、1分ほど煮切る。
氷水を貼ったボウルに鍋を入れて熱を取る
ある程度冷えたら冷蔵庫に入れて冷やす。(めんが茹で上がる頃には冷えている)
妻有そばについて
「妻有そば」と書いて読み方は「つまりそば」と読む。
以下のウェブサイトから購入できるので、ぜひ食べてみてほしい。
「妻有そば」が今回のものだが、「越後ひとゑ」もめちゃくちゃ美味しいのでこちらもおすすめ。
(「越後ひとゑ」、しばらく食べてないから食べたいなぁ……)
初めての人はめんつゆもセットになった「お試しセット」があるのでこちらもいいかもしれない。
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推しなので!!!!!
盛り付け方について
祖母から教わったのだが、このように一口サイズに盛り付けるのが伝統?らしい。
上記写真は私の盛り付けだが、まだまだ修行が足りない。
(汚すぎて一口サイズ、の意味がわかりにくいかもしれない)
祖母はむちゃくちゃきれいに手早くまとめていくので、すごいなぁといつも関心する。
皿に盛ってしまっているが、水が溜まってベチャァとなってしまうので
本来はザルの上に乗っける方が良い。
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