推理小説は難しい!?
今日の話題はこちら。
いつもどおりやんわりと書いています。
1、推理小説を書こう
ここ最近探偵モノを書いてみようということがあり、書いては推敲していくのだけどとにかくつまらない。
話の流れは悪くないのに推理シーンがつまらないのです。あと犯行の動機やその手順、容量と流れが悪い料理人のようにわちゃわちゃとしているところが多く難儀しました。
2、推理小説に必要な十戒
推理小説好きならばご存じのはずであろう『ノックスの十戒』。
イギリスの推理小説家であるロナルド・A・ノックスが発表した本格ミステリーで守るべき10の約束事です。
1・犯人は物語の序盤に登場していなければならない。
2・探偵方法に超自然能力を用いてはならない。
3・犯行現場に秘密の抜け穴や扉を作る場合、二つ以上作ってはならない。
4・常識的にありえない未知の薬物や、一般人の理解しづらい難解な科学技術を事件に適用してはならない。
5・中国人を登場させてはならない。
(この条文の「中国人」は、「超常現象を駆使する人物」を指し、当時のミステリにおいて「超人的な中国拳法」「中国由来の不可思議な秘薬」などが多用されていたため、このような項目が設けられたとされる。
つい最近で言うと『異世界転生』がコンテストで制限されたのと似ている)
6・探偵は偶然や勘によって事件を解決してはならない。
7・探偵自身が犯人であってはならない。ただし犯人に変装するなどの場合は除く。
8・探偵は読者に明かしていない手がかりによって事件を解決してはならない。
9・探偵の助手にあたる人物(いわゆる『ワトスン役』)は自らの判断を全て読者に知らせなければならない。
10・双子や一人二役の人物を出す場合、その存在をあらかじめ読者に伝えなければならない。
というのがノックスの十戒の内容である。意訳等もあるので深くは捉えないでくださいね。
そんなノックスの十戒ですがこれを発表したノックスも「どうして自分でこんなことを考えたのかわからない」と言ったこともあり、初心者がスムーズに書くために定められたルールというぐらい見方が良いらしい。
江戸川乱歩も、『幻影城』という作品において「初等文法であり、力量のある作家はとらわれずに優れた作品を書いている」と述べているため本当に参考程度なのだろう。
3、それでも問題は……
たとえノックスの十戒を守っても問題になっていくのはトリックやそれを使用した犯行の描写。普通には思いつかないところでもあるのでここが最大の壁になる。最も手っ取り早いのは様々な推理作品を読むこと、そしてそれにオリジナル性を足すのなら科学、物理学などに手をつけないといけないような気がします(実際は知りませんが)。
推理モノは元々好きなのですが読みだすと止まらなくなったり普通に1日かけて考え始めたりするので読む時は丸1日予定がない時だけなんですよね……(´・ω・`) 漫画は図解も出るので気を楽に読めるのですけどね。
今回はここまでです。こういう話は無限に語れるところがあるので色々と割愛しています(色々な作品にある十戒など)。
最後までお読みいただきありがとうございます。それでは!
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