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クスノキの話/記事紹介のお礼

先日、クスノキの記事、正確には「つぶやき」を投稿しました。新緑のクスノキを見てびっくりしたことをつぶやきました。そして、その「つぶやき」をNaoko Nomigawaさんが紹介してくれました。再度、びっくりしました。

せっかくなので、クスノキの話しを少し書きます。

クスノキは、本州の関東以西であれば、どこでも見られるポピュラーな木です。ほとんどの神社にはありますし、公園にもあります。枝を広く広げて背も高く、立派な木、という印象です。

しかし、私は数年前まではクスノキのことを何も知りませんでした。自然観察指導員となってから樹木の本を買って、近所の公園へ見に行って、そこで明確にクスノキを認識しました。

木の判別は、葉の形状、樹皮、木と枝の形状等で行います。クスノキは、葉の葉脈に特徴があります。一般的に、葉脈のイメージは、葉の真ん中に主脈という太い葉脈が真っ直ぐ伸び、その主脈から葉の縁に向かって側脈が横に伸びるというものです。しかし、クスノキの側脈は、下の写真のように葉の先の方に向かって伸びています。

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また、クスノキは常緑樹です。常緑樹の一般的なイメージは、「葉が厚く丈夫で色は深緑、落葉樹のように一斉に落葉しない」です。

という浅い認識で、近所の公園を散歩していたら、「常緑樹のクスノキがきれいな新緑になっている!」と気づき(気づくのが遅すぎて恥ずかしいですが)びっくりしました。よ〜く見ると、木の下には枯れ葉がたくさん落ちていて、木には紅葉した古い葉が少し残っていました。クスノキは春に葉が紅葉して一斉に落ち、新しい葉と入れ替わっている、ということを初めて知りました(新しい葉が生えてから古い葉が落葉している)。

それから数日後、noteを見ていたら、harunireさん(樹木マニアの高校生)のクスノキの記事がありました。そこには、家の庭にクスノキを植えてはいけないという話やクスノキの葉が薄い理由、春になると一斉に落葉すること等、クスノキのことが非常に詳しく書かれてあり、非常に興味深く読めました。

そして、クスノキの新緑を見てからharunireさんの記事を読むまでの感動をつぶやきたくなり、「クスノキの衣替え」を先週、投稿しました。


その翌日、Naoko Nomigawaさんが記事「花祭り 4月8日」で私のつぶやきとharunireさんのクスノキの記事を紹介してくれました。少し嫌なことがあった後、noteの記事で読んだクスノキのことを思い出し、近所の神社へクスノキを見に行って気分転換した、という記事です。神社の立派なクスノキを見たら、小さいことは気にしない、という気持ちに転換できたのかな、と思いました。

Naokoさんは、日常生活の色々なこと(料理、お店紹介、近所の草花と季節の変化等)を投稿しているお母さんです。Naokoさん、ありがとうございました。

私のつぶやきは、これです。クスノキは面白い!