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R5年度 中小企業診断士2次試験の結果


ねこですฅ^•ω•^ฅ お久しぶりです。

タイトルの件ですが、、、R5年度の中小企業診断士2次試験に落ちました。
反省の意も込めて、こちらに敗因を書き留めようと思います。


得点開示結果


総合232点でした。
手ごたえと点数が連動していない方や、予備校採点の結果と全然違うという方を良く見かけますが、私はわりと手ごたえ通りの結果でした。
事例Ⅰ、Ⅲがまずいですね…。

ダメだった原因考察

①ふぞろいに頼りすぎたキーワード採点の勉強法

先に言っておきますが、ふぞろいを否定している訳ではありません。
あくまで私の勉強の仕方がまずかった、というお話です。

私は今年独学で受験しましたが、勉強のメインテキストは、お馴染みの「ふぞろいな合格答案」でした。

過去問約10年分をふぞろいで高得点が取れるようになるまで何回も解く、という勉強の仕方です。

☟以下、過去問の点数変遷

事例Ⅰ~Ⅲは大体どの事例も80点を超えるようになるまでしっかり回しました。

これの落とし穴としては、主に以下二点があると思います。
キーワードを覚えてしまう。
☞完全に私です。3回目ともなれば、これ書いたら点数貰えるな~っていうキーワードを覚えてしまいました。
「なぜそのキーワードが必要なのか」「なぜ自分は一回目でそれを書けなかったのか」といった分析をせず、
単に「過去問の点数を上げる為の勉強」をしてしまっていたのです。
キーワード覚えてるんだから、そりゃ点数は上がりますよね。
しかも本試験で過去問の内容がそのまま出る訳でもないので、この勉強の仕方はかなり不適切なやり方でした。

●採点を目的にしている。
☞これめちゃくちゃ重要な落とし穴だと思います。(日本語変ですみません)
実際に試験を受けて点数のフィードバックを貰って実感しましたが、
キーワードだけでは高得点は望めません。
実際、点数が低かった事例ⅠやⅢも、キーワード採点だけなら、両方60点を超えておりました。

ふぞろいは採点が出来るところが魅力的ですが、同時に採点という行為を目的にしてしまいがちなため、使い方はしっかり考える必要があります。

自己採点ツールとして使いつつ、先人達の再現答案を分析するツールとしてもしっかり活用するべきだったなと今になって思います。

②設問要求への適切な回答が出来ていない

これは本当に反省しているのですが、設問への問いに「正しく」答える事が出来ていませんでした。

例えば、「留意点を述べよ」という設問に対し、詳しい対応策を書いてしまうなど。

嘘のような話ですが、本番ではこういう事が普通に起きてしまいます。

・設問は何を聞いているのか?
・制約条件、時制は?
・課題を聞いているのか、留意点を聞いているのか、対応策を聞いているのか?

こういう聞かれたことにちゃんと答えるという訓練が改めて必要だなと思いました。
特に今年は「留意点を述べよ」の問題が多数出題されたのですが、
留意点の解釈を間違えていた私は、上記のように対応策を列挙してしまうというとんちんかんな事をしてしまいました。

R6年度の勉強の仕方

今年の失敗を踏まえ、今年は勉強の仕方を変えようと思います。

①予備校に通う(EBA通信)


独学駄目だったし予備校!!みたいに安直に予備校を選ぶのは良くないとは思いますが、
私は去年量はこなした自負があり、質(勉強の仕方)に問題があると判断しました。
正しい知識を持った人から正しい勉強方法を教わり、量も質も高めていきたいというのと、
去年過去問解きまくってしまったせいである程度答えを覚えてしまっているので、
演習用の新しい問題に触れたいな、という思いもあって予備校を選択しました。

ちなみにですが、予備校はEBAを選びました。
指導の方針にとても共感したのと、今年度の各予備校回答の中で、
最も自分の考えや感覚に近いと感じたので、ここにしよう!と思いました。
今後EBAの体験談とかもお伝え出来ればな~と思います。

②理論の強化(特に事例Ⅰ、Ⅲ)


ふぞろい脳だった事もあり、特に事例Ⅲとかは脳死で「計画の短サイクル化!」「DB化して共有化!」と書いてしまう傾向がありました。
しっかり理論を学んでいなかったので、与件の内容自体があまり理解出来ず、
結果事例企業に寄り添った助言が出来ませんでした(40点台なのも納得)

という訳で、今年はしっかり理論強化に努めます。
EBAはここがめちゃくちゃ強いとの事だったので、そこも楽しみです。

③復習に全身全霊を注ぐ

今年は量より質と決めたので、中途半端に量をこなすような事はやめて、一回一回の復習を徹底的にやります。
ふぞろいも活用はしますが、採点だけを目的とした使い方や、キーワード暗記のような使い方ではなく、
あくまで分析ツールとして、しっかり使わせて頂こうと思います。

(おまけ)事例Ⅳについて

今まで過去問で80点以上を安定して取れていて、NPVの問題も問1、2くらいまでは基本取れていたので、
試験直後は本当に終わったと思いました(NPVの計算全滅、白紙も多かった)
ですが、それ以外の設問がしっかり取れていたのと、
NPVも数値は全滅しましたが、計算過程や投資判断(するorしない)等の書けるところはしっかり書いたので、
それが功を奏したのかな、と思います。

元々理系な事もあって、計算は嫌いではないので、事例Ⅳについては引き続き得点源にしていきたいです。

ちなみに診断士試験ではオーバースペックと言われていますが、
私は意思決定会計講義ノート(通称イケカコ)をやり込みました。

事例Ⅳは60取れればいい、という方や、財務会計が苦手な方にはあまりお勧めできませんが、
事例Ⅳでしっかり点数を稼ぎたい方や、複雑な計算に慣れたい方にはかなりお勧めの問題集だと思います。
もちろん最優先は過去問ですけどね。過去問解き終わってやる事ない人は、手を出してみてもいいかもしれないです。


お世話になったイケカコ先生


私はもちろん、今年もお世話になります。

おわりに

中小企業診断士の2次試験は、答えがない分、対策がとても難しい試験だと思います。

ですが、今回合格された方の再現答案を見ていると、設問要求をきちんと理解した上で、事例企業にしっかり寄り添った助言をされている方は、
ちゃんと合格されているなと感じました。

自分の回答がまだまだだったと実感出来るようになっただけでも、去年からの大きな成長だなと感じる今日この頃。

残り9か月、しっかり合格に向けて勉強頑張ります!
同じくR6年度の試験を受けられる方は、一緒に頑張りましょう!


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