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映画館でのちょっと面白い出来事から全然面白くない出来事まで色々

シネスイッチ銀座に、1人でドリーマーズを観に行ったときのこと。普段は上映時間より早めに着いて着席していますが、その日着いたときには、中が真っ暗でした。

窓口でお金を払って、劇場に入ろうとしたら、ゴツンとおでこをぶつけました。行き止まりで壁だったようです。やーだー、自分が信じられない。まあ暗いし誰も見てないし。と思って方向転換しようとしたそのとき、後から来たおじさんも私と全く同じ状況になっていました。

真っ暗なのに、なぜおじさんと分かったのか。それは何となくその人が、ありぃ?かありゃ?みたいな声を発していたから。しかも、へへって感じで笑ってた感じもあったから。

今なら一瞬に素直に笑ったかもしれませんが、その頃はあなたとは違うんだから、一緒にしないでいただけますぅ。とっとと私は行きます。みたいな雰囲気を出していたと思います。内心は可笑しくてしょうがなかったのですが、ひねくれてたんでしょう。

映画自体は、ファッションとか主人公の部屋も素敵でお気に入りとなりました。際どいシーンでは笑っているおじさんがいました。激突おじさんかもしれません。

新宿の古い映画館で、1人でモナリザスマイルを観ました。中に入ると激混みで空席なんてあるんだろうか?という感じです。いつも後ろの方の端っこを選ぶのですが、全く無理。

結局座ったのは、一番前の左端。首がしんどかったことしか記憶にありません。今もその情景を思い浮かべると、床にござ敷いて観たんだっけ?って勘違いするほど、首が猛烈に斜め上を向いていた。

メインの4人のポスターかなにかも、全員少し斜め上をみて並んでいたような気がします。

どこかのミニシアターで、シャンドライの恋を1人で観ました。程よい後ろで、周りに人もいませんでした。がしかし隣におじさんが来たのです。何かへんと思ったけれど、急に席移動するのもなあ。とそのまま座っていました。

すると、「お腹すかなあーい?」と囁いてきました。うわー怖いーどーしよー。私は「空いてないです」とまじめに答えました。

それ以上は何もありませんでしたが、帰りに何か言われたら嫌だと思って、トイレに行っておじさんの行方をみてから、パーっと帰りました。

タンディ・ニュートンさんはとても素敵でした。いつか一度あのようなヘアスタイルにしてみたい。フリーランスになったら真っ先にやりたいです。いつなれるの?

恵比寿ガーデンプレイスの屋外で、夜にキャスト・アウェイを夫と観ました。ウイルソーンと叫ぶトム・ハンクスが印象的です。暑くも寒くもなく人はたくさんいたけれど、夜の雰囲気が何ともいい感じでした。

当時、恵比寿ガーデンプレイスっていい所だなあと思っていました。最近行かなくなっちゃったな。

小学校4年のとき、同じクラスの女の子とそのお兄さんと千葉駅の近くの映画館で、アニーを観ました。その頃は千城台南の市営住宅に住んでいましたので、バスに乗って行きました。親以外と観に行った初めての映画です。

もちろん演じているんだと理解はしていても、アニーに感情移入して心をぶんぶん揺さぶられました。

昔から、ちゃんと聞き取れない又は聞き間違いが多く、アニーで繰り返し出てくるセリフがどうしても何て言ってるかわかりませんでした。それが、「すてきなレディハンニガンさん!」

一緒に行った友達からこの年の正月、アニーの年賀状が送られてきて、そこに手書きで、すてきなレディハンニガンさんと書いてあったのです。このとき初めてあーそう言ってたのか!となりました。

数年前、アニーのDVDを買いました。アニー役の方の現在のインタビューや、ハンニガンさん役の方の現在のインタビューも入っていて、一気にタイムスリップしました。

ハンニガンさん役の方は、映画の中では意地悪でしたが、アニーが可愛くて…みたいなことを優しい笑顔で語っていました。こんなに時を経てこんな映像を観られるなんて夢のようです。

当時よりちょっとしたセリフや場面で涙が出てしまうのはなぜなんでしょう。今も、ベローチェでこれを書いていますが、老眼鏡の中が涙でいっぱいになってしまったので、この辺でおしまいにしたいと思います。



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