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夜中の授乳タイムに寄り添ってくれるもの

次男を出産後、ひと息つく間もなく始まった夜のこまめな授乳。
自分が生んだ子どもとはいえ、半ば強制的にたたき起こされ、暗闇でひとり授乳を繰り返す日々は、なかなか心身に堪えます。寝落ちするわけにもいかず、話す相手もいない夜中の授乳は、孤独な闘いです。
眠気といくばくかの心細さを少しでも紛らわそうと、ラジオを聞き始めました。
次男がふにゃふにゃと泣き出したらしっかり抱っこしつつ、イヤホンを片耳に突っ込みます。次男の体温を感じながら、授乳スタートです。
ラジオは好きでも今まで平日夕方や週末に聞くのがほとんどで、深夜や明け方に聞くことはありませんでした。
夜中のラジオって何が聞けるんだろう?
ぼんやりしたまま耳を傾けてみると、なかなか新鮮な情報との出会いがありました。
深夜の高速道路を走るトラック運転手さんのお便りや、夜明けにサーファーさん向けに潮の満ち引きを知らせるコーナー等々。こんなことでもなければ触れる機会がなかったかもしれないなぁと、偶然の巡り合わせを面白がっています。
何より夜中に起きて話しかけてくれる人がいて、どこかで自分と同じように耳を傾けている人がいると思うと、心がちょっと温まるのです。思わぬところで、母業もまだまだ駆け出しの私を支えてくれるものに出会えました。

お腹が満たされホッとしたような次男の寝顔を見届けて、自分もウトウト…夜明けまでもうちょっと。心穏やかに眠れますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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