子どものお箸の持ち方練習で思い出したこと
4歳の長男は、お箸の持ち方を練習中です。
初めてお箸を持たせた時、息子は5本の指でぎゅっと握りしめてガチャガチャガチャ。
それを見た私は、あ、ちがうちがう。と、言いかけて、じゃあどう持つの?を伝えようとして、言葉に詰まってしまいました。
持ち方が違うよ、と言うのは簡単だけど、正しい持ち方を伝えるってすごく難しい。
お手本を見せるのも1つのやり方ですが、息子は右利き、私は左利きでして…見せてみたものの、左右が逆だとやっぱり難しいみたいでした。
お箸の持ち方を指摘ばかりしていると、ごはんが楽しくなくなってしまい、それも悲しいですよね。こちらもイライラしてくるし…
ということで、ごはんの時はお箸をお休み。スプーンの持ち方も一旦置いといて、指摘しないことにしました。今は、食事とは別に練習する時間を取っています。
横に並んで座り、お箸の持ち方を教えてくれる動画を見ながら、まずはお箸1本で上げ下げの練習。これなら、左利きの私でも何とか右手でできます。「いち、に、いち、に」と声かけしながら練習すること5分くらい。右利きの夫に付き合ってもらうこともあり、毎朝のルーティンになってきました。まだまだ道のりは長そうだけど、息子のやる気と楽しさを大切に続けたいところです。
私自身がお箸の持ち方を直したのは、確か小学生になってからで、自分が握り箸をしていたことも、持ち方を直した時のことも、何となく記憶にあります。大変だったのは、正しい持ち方に慣れず持ちにくかったのもあるけれど、周りにお手本がいなかったこと。母も兄も右利きで、左利きの父は右利きに矯正済み、且つ仕事が忙しくて食事時は不在がち。母の右利きの持ち方を見て、左利きに変換して…とやっていくのはなかなか骨の折れる作業でした。今となっては当たり前のように毎日お箸でごはんを食べているけれど、当時は頑張ったんだなぁとしみじみ。子どもの頃の自分に会ったら、頭を撫でてあげたいような気持ちになりました。
子どもと一緒に過ごす中で、小さい頃の自分を思い出すことが時々あります。無我夢中で通り過ぎた時間を見つめ直して、当時のことを大切に思えたり、ほっこりしたり。
これもまた、息子たちが与えてくれる大事な機会なのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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