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ラブラドライト,ペンデュラム,光の反射 魔女暮らし日記 1,8,2021

ここ最近は晴れの日が続く。
お日様の光がさすと、せっかく作った滑り台(雪かきで自然に作られた)が溶けてしまうので少し物悲しい。
それでも光は元気になる。

光はとても不思議。
わたしたちが目で捉える光は、すべて反射によるものだ。
わたしは魔術で鉱物を扱っているので、そのことがよくわかる。

魔術ブレスレットは儀式をする本人専用のオーダーメイド魔術具で、願いなどによって鉱物を組み込んでいくのだが、その作業をする際、光の反射によっては本来の色味に見えないときがある。

有名な例を挙げるなら、アレキサンドライト。
これは太陽光の下ではブルーに見えるが、蛍光灯ではピンクに見える。
光を反射するか吸収するかという性質の違い。

水瓶座の守護石であるガーネットも、屋外か室内かでだいぶ印象が変わる。太陽光にかざすとワインレッドだが、蛍光灯では黒く見える。

これは、海や空がなぜ青いのか?と同じような原理で、つまりわたしたちの目は光りの反射を捉えている。

宝石の価値はカットによる輝きで決まる。
どれだけ光を反射するカットにするか。それは人工的な加工によって、そのものの本質の価値から別の価値へと変わる。

魔術の基礎となるカバラの教えでは、輝きや光などは内側にあって、肉体などの物理的な壁があるので外へは漏れ出さない。つまり内側の輝き(エネルギー)をわざわざ留めておくのには生命維持や心の安定など様々な理由がある。

だからわたしは外見が煌びやかなのに興味がない。それに価値はないと思っていて、重要なのは本質を見ることだと思っている。

ラブラドライトという鉱物がある。
火成岩の斜長石の一種なので、日本ではわりとそこらへんに含まれている。
市場でも安価に流通している。

スピリチュアルブームだった時代。ラブラドライトのヒーリング効果をうたってヒーラーたちが囃し立てた頃から人気が高まったと記憶している。

このラブラドライトには、光りの反射によって虹色にみえる効果、ラブラドレッセンスがある。

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角度を変えるとブルー〜イエロー〜ホワイトのように光を反射する(輝く)。
ラブラドレッセンスは美しいので、その輝きがすばらしいものは高値で取引される。

しかしこれは原石の状態では多くは火成岩中にあるので、光が届かないところでじっと存在している。
逆に言えば、物理的な岸壁によってその輝きの元を隠し、存在している。

光り輝いていなくても、ラブラドライトはラブラドライトという本質があり、それだけで価値があるのに。
人工的にカットして光り輝かせ、付加価値をつける。それがいいか悪いかということではなく、もともとの本質もだいじなのではないか。

人間に置き換えると、外側の価値だけではなく、本質的な価値を見ているか。

だれかからどう見られるかではなく、わたしのこころはどう生きるのか。
本当にキラキラした人はそれが滲み出て見える気がする。

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…ということを、ラブラドライトのペンデュラムネックレスを作りながら思いましたとさ。

ラブラドライトは、魔術的には「危険を察知する」能力がある。

ただ、「敏感」な人にしか扱えない。
とりあえず「鈍感」でなければまあまあ使えると思う。
わたしの西洋占星術で「勘が鋭い」と言われた(書かれた)人はぜひ試してみてほしい。
能力や意味について詳しくは

昔、ばあちゃんに持たせられた長石というのがラブラドライトが入ったもので、どこにでもあるような川原の石にしか見えなかった。
しかし危険察知能力は抜群で、いわゆる「霊媒が行ってはダメなところ」へ入りそうになると直感的にピーンときていた。(鬼太郎の妖怪アンテナみたいに)

ムーンストーン、ラブラドライトなどの長石、水晶やめのう、玉髄、そしてカルサイト(炭酸カルシウム)など、大地の岩石によくある鉱物は、はじめに持つにはいいのだと思う。
それはわたしたちの体に近い要素(※成分ではなく要素)だから影響も最小限。

エメラルドやルビー、ラリマーやスギライトをいきなり持つと、日々の生活でエネルギーコントロールが難しくなる。
叶姉妹やデヴィ夫人みたいにいつもつけていればそれが普通になるんだろうけど。

なのでわたしが魔術に使う鉱物はできるだけ身近なものを使うことにしている。
ラブラドライト、カーナビに標準装備してくれたら渋滞や遅延とか避けれそうなのにね。


まだできたばかりのラブラドライトペンデュラムネックレス。
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今日も善い一日を。


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