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スタイリッシュデビルハンター

 友人に『devil may cry(デビル メイ クライ)』シリーズの1〜5を買ってもらった。
 元々興味はあったし、何なら任天堂Switchで初代だけ買っていてちょっと積んでいたまであった。今回友人は大ファンであるデビルメイクライを布教せんと、5千円分のシリアルコードをポンと送ってきた、いくらセール中で全シリーズをお安く求められるからとはいえ中々できることではない。

 そして折角だからと、おススメであったシリーズ4作目をその友人に画面を共有しつつ軽くナビなどしてもらいながら実況プレイ紛いのことをして一緒に楽しんでいる。

 デビルメイクライがどんなゲームかと聞かれれば、スタイリッシュに敵キャラクターである悪魔を屠っていくゲームと答える。カッコよくできるかはプレイヤー次第ではあるが。
 この「スタイリッシュ倒す」というのがそのままゲーム内評価に繋がっておりスタイリッシュランクというそのままな名前になっている。攻撃を当てると評価ゲージが現れ、当て続けるとどんどん上がっていく。こちらの攻撃を当て続ける、敵の攻撃には当たらない、の二つを基本に同じ攻撃を当て続けてもゲージは上がり辛くなる、一定時間攻撃を当てないと評価が戻るなど細かなルールがある。
 アクションゲームあるあるの「強い攻撃をひたすら使う」という行動をとれば評価は上がらず、色々な技を使わないとならない。せっかく多種多様な技があるのに一回も使わない、なんて事態にならないためとても良きシステムだと思っている。
 シリーズを重ねる毎に使える技も増えるが、格闘ゲームの様にコマンド技というのは少なく、ボタンを押すタイミングなどで技が出せる様な工夫がされていて、アクションゲームが苦手な人でもそれなりにスタイリッシュに戦えてる感覚を味わえる。
 ただ、本当にスタイリッシュに戦うとやはり慣れと理解は必須なので動画に上げる様な人と自分を比べるのはやめよう。

 そして大事な要素でもあるスタイリッシュに倒すための武器なのだが、基本的には二つある。剣と銃だ。
 シリーズやストーリー等で操作可能なキャラが増えたり減ったり変わったりするが、大体のキャラクターは一部例外を除き剣と銃で戦っている。
 例えばシリーズの最初から主人公のダンテは両刃の大剣とニ丁拳銃にショットガン、あとは籠手やロケランがあったりなかったり。二人目となる主人公のネロはエンジン付きの剣と二発同時に射出される銃と悪魔だったり義手だったりする右手を基本武器としている。
 武器が増えればできることも増える、増えることができればよりカッコいい動きができる(かもしれない)。一作目から四作目に飛んだおかげで操作感に中々なれず、画面も主人公の位置によって自動で切り替わる、いわゆる固定カメラ切り替え方式となっている。
 アクション重視のこのゲームには少々煩わしく感じてしまうこのカメラ方式、なぜこの方式が採用されたのかというと、このゲームが元々バイオハザード4として開発されていたことに由来する。

 バイオハザード4として開発されていたのだが、作っていくうちにアクション性が強くなり過ぎていき、これもうバイオじゃないだろという声があがりいっそ新規タイトルで出そうという流れになったようです。
 新規タイトルとして作られることになってからこれまでバイオとして作っていた縛りのようなものもなくなり、『フワフワ浮く敵を創りたい』『(敵に)火を吐かせたい』と言った提案も通りアクション要素が加速していったそうな。
 そういうこともあり元々バイオハザードとさて開発された名残なのか、カメラが固定だったりといった要素がある。ちなみにこのカメラワークは五作目までずっと残り続けることになる。

 さて、ここまでデビルメイクライの話しをし続けたがせっかくなので送ってくれた友人のことにも少し触れておく。
 友人とはあまり関わりがなく、一対一で話すことなんて殆どなかった。
 なので今回、デビルメイクライをプレゼントされたことは唐突という印象が強かったし、少々意外にも思えた。
 で、画面を共有して一緒にゲームをしていると細かなところを褒めてくれる人だなと。
 ゲームをプレイしていて些細なことでもしっかり拾ってちゃんと褒めてくれる、私にはとてもできないと思うからこそより印象に残っているのかもしれない。

 改めて友人に感謝と、機会があればこちらからもゲームを推し付けられたらいいなと思いながら、残ったデビルメイクライシリーズをプレイしていこう。

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