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単語ガチャ10_力尽きる

今回引いた単語ガチャ(引いた回数:3) 

マトリョーシカ
力尽きる
家庭料理

今回選んだ単語はこちら。(引用元はgoo辞書)

力(ちから)尽・きる 
持っている力をすべて使い果たし、それ以上の力が出せなくなる。「―・きて降服する」

 この単語を見た時の感想は「今の私じゃん。」でした。

 「力は尽く」している。いや、尽くしていた。人が限られているにも関わらず、降り注ぐ仕事たち。雪のように時間が経てば融けるわけでもなく仕事はただひたすらに積もり続ける。課員全員雪かき道具を持っているにも関わらず、手を動かしているのは私だけではないか?という日々が続いている。この前NHKでみた「100分de名著 資本論」のひたすら働かせられる労働者の映像が脳裏をよぎった。
 先日、上長にも相談し、同じチームの先輩に対して仕事が多すぎて捌ききれないと助けを求めた。すると、すごい嫌な顔をして渋々仕事を引き受けてくれた。以前「仕事はチームワークだからな!」と豪語していた人と同一人物とは思えない凶変ぶり。その状況に追い打ちをかけるように「これ、なんだっけ」「どうすればいいんだっけ、わかんねーわ」の連発。.....打ち合わせの場では何でも知っているかのように見えたのですが。挙句の果て、あたかも最初から一人で成し遂げましたといわんばかりの上司たちへ自信満々に成果報告する姿を見せつけられる日々。世渡り上手というのはこういうことか。こんな人には絶対にならないようにしようと強く思った。それから先輩へ仕事をお願いすることは一切無くなり無事にキャパオーバー、力尽きた。

 力尽きたからこそ分かったことがある。
 私は仕事に対して今以上の熱量を持って取り組む事をあえてしない方が良いということ。過去の経験から私は一度のめり込むと時間のある限り、それこそ力尽きるまでトコトンこだわってしまう性分であることを知った。背景には、「期待されたものに応える」あるいは「それ以上の成果を出すこと」を第一優先にしていたから。期待に応えることが出来た時は最高に気持ちいい。が、それを得るための代償が思っているよりも大きいらしい。今後はコスパを重視し、フルマラソンを全力疾走して常にベストタイムを叩き出そうとすることをやめる。転職経験がある身としては、民間企業の平社員レベルで「私/俺しか出来ない!!」という業務はほぼほぼない。自分が突然消えたとしても、”歯車”の部品交換は案外容易いだろう。

おわりに
 仕事の愚痴を美化させただけ。

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