音楽の可能性
音楽は世界共通の感情言語
おそらく、文化的な違いはあれ
この曲からはこんなイメージを受ける
というのは共通しているんじゃないかと思う。
感じ方は人それぞれあるように、
伝え方も人それぞれあるから
同じことを言っている歌でも
十人十色の曲ができあがる。
どこかの外国の言葉で、歌詞が何を言っているかわからない曲でも、
奏者の息遣いや、音選び、旋律、リズムから伝わる文字で、書き起こせないダイレクトな感情の振動が
鼓膜から脳細胞へと伝わり
脳の中で言語に翻訳されることなく、直接感情に伝わってゆく。
それは、単純な、歌詞で歌われている、嬉しい、楽しいだけではなく
人間が音に込めた感情、人間性、考え方、あり方を伝えているのではないか。
人間はいくつも顔がある
環境や場所、状況に応じて、みんないろんな顔を持っている。
同じ人でも意見が180度変わる時もある。
今、自分が作った曲が、今の誰かに響かなくても、10年後に全てのピースが揃って爆発的な人気を得るかもしれない。
今のあなたにかけなかった曲が、明日、あなたが恋に落ちて、今までなかった溢れる感情が、相手への想いで、名曲が書けるかもしれない。
youtubeにアップしたあなたの曲が、アラブの石油王の目に留まり、シンデレラストーリーが巻き起こるかもしれない。
あなたの曲が、何年後かに世界的に起きる何かのムーブメントの火付け役になるかもしれない。
今はあなたの曲に見向きもしていない人々が、あなたの曲に涙したり、励まされたり、癒されたりする時が来るかもしれない。
あなた自身の才能が、初めての告白が玉砕したことにより開花するかもしれない。
今できないことでも、24時間使ったら明日にはできるようになっているかもしれない。
できないと思っているその顔ではなく得意な顔があなたの中に眠っているだけかもしれない。
技術が自分にできない事をサポートしてくれる
ボーカロイドが歌を歌ってくれるように
DAWが個人の作曲クオリティーを爆上げしたように
インターネットが世界中をつなぐように
レコード会社、流通会社がなければ出来なかったことが、今できるようになっている。
今の自分にできない、音楽活動に必要なものが、技術の進歩で簡単に手に入るかもしれない。
BGMによる影響
同じ映像でもBGMひとつで印象が全く変わる。
あなたがドライブで選ぶ音楽が日常の風景をドラマチックにする。
ミッションインポッシブルのBGMをつければ、目的地までの道のりがたちまちスパイ映画のワンシーンになるように。
音楽療法の可能性
高齢化が進み認知症の特効薬は未だ開発されていない。
鬱の特効薬もない。
心に直接働きかけられるのならば。
誰かの心の苦しみを、今の私の曲が癒すことができなくても、未来の自分と技術の進歩を信じて
どうにかできるもんならしてみたい。
地球上の物質は全て振動している
原子が振動しているので、水も、花も、空も、人間も全部、震えている。
言霊という言葉があるように、振動している言葉はつまり、音であり、音楽である。
世の中の物質全てに影響を与える力を秘めていると思うとワクワクしてしまう。
あなたの作る音楽が、直接相手に影響を与えなくても、影響を受けた人からの影響がつながってゆき、相手に届くかもしれない。
セルフプロデュースでやりたい事をやる
今までは、レコード会社と契約をして、売り上げを上げるための曲を書き、売り上げを出すための活動をせざる終えなかった。はたまた、スタジオミュージシャンになるのか、楽器講師になるのか。
アーティストなのに、会社員のようにノルマがあり、派遣社員のようにいつ切られるかドキドキしていないといけない。
バンドメンバーでもありがちな音楽性の違い。
レーベルとも売り出し方の方向性の違いで移籍したり、売上が出せず契約を切られたり、そんな話はよく聞く話。
ミュージシャン自身が自分をしっかり理解して
自分の幸せの形を体現し
自分が満たされる形で作品を、表現を売って生きてゆく。
自分の作品や表現方法は違う国のがウケるかもしれない。
リアルではなく配信の方が合っているかもしれない。
VRの世界かもしれない。
動画で表現することかもしれないし、路上ライブで自分だけの推しを見つけ、追いかけ貢ぐのがブームになる日が来るかもしれない。
いろんな方法を模索しながら、繊細なミュージシャンが一人でも多く、自己実現を果たして、幸せに音楽し続けられる方法を探し続けて行きたい。
本業がミュージシャンではない方が可能性も広がる
ミュージシャンにしか見えない景色があるが、
ミュージシャンではないからこそ見える景色もある。
本業と音楽を交えた企画を作ったり、曲をという商品を売るためのプロデュースは
他の商品を売っている人の方が向いているかもしれない。
表現したいだけ、自己満足でいいミュージシャンはこのブログを見ていないし、検索もしないと思う。
ここまで読んでくれたあなたに、音楽の可能性を広げて、もっとあなた自身が音楽を楽しみ、音楽で表現し、音楽の可能性を広げていってほしい。
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