なんだか前髪がなっげえわ

どうも。くせ毛のくろきです。

思い返すと運命の出会いってのは、転がしたサイコロのようにいつだって気まぐれや偶然の力によって、強く引き寄せられているかのように感じる。

それが学校での隣の席だったり、同じタイミングで入社した職場の同僚だったり、普段は行かないような飲み会やコンパでの出会いだったり、滝のような勢いで絶え間なく怒涛に吐き出される有象無象の声で溢れるインターネットからであったりで、たまたま偶然に出会った俺とお前あいつとあの子我とお主アナタと私とそしておっぱいのように。

そして僕にとっては「あの男」とは、本当に偶然の出会いだった。ある日ファストフード店に行くと、この間、僕が買ったばかりの安部公房の小説を先に読んでいる男がいた。

その男は僕と同い年くらいで、その当時の僕はまだ十代のヒヨッコだったけれど、それでも同年代で安部公房を選ぶセンスってのは、なかなかに珍しかったし、なんとなく気の迷いもあって、僕はその男に話しかけてしまった。

「良い本だね」

なんて実際は、どう話しかけたかは覚えていないけれど、彼はマッタク気を悪くせずに「そうだね。特にこれのクールなところは」初対面とは思えないほどスムーズに話を繋げてくれたのが、とても印象的だった。

彼は他に村上春樹のようなハードボイルド作品世界三大奇書「ドグラ・マグラ」のような唯一無二な世界観を好み、逆に眠っちまうような緩い大衆作品を社会の「悪」として扱き下ろすなど、同年代とは思えないほどの知的な解釈語彙力を持っていて、いつも一人で本を読んでいた僕にエンタメ性を付け加えながら他の世界について語ってくれた。

「いいか。無知は罪だ。そんなの知らなかった、なんて言い訳は通用しない。もっと俺たちは多くを知らなきゃ行けない。だいたい世に出ている情報ってのは、発信してる人にとって都合が良い情報なんだ。例えば、今売れてる本だってそうだ。本当に良い作品よりも売れたら都合の良い作品持て囃してるんだよ」

そんなような会話をした気がする。でも結果としてそれ以来、僕らはなんとなく、本を貸し借りする友達になった。

それから、いつものファストフード店で本や音楽について語るのが「日常」になっていて、その日の僕もまた、いつものように彼に本を返す為、ファストフード店に向かっているとふと雨が降り始めている事に気づいた。

「本が雨に濡れちゃマズイよなァ...」と思って駅前で雨宿りしていると、僕よりも10歳ほど年上の女性が雨なんか気にも止めずにうずくまっているのが目に入った。

「大丈夫ですか?」と声をかけてみても返事が無かった。でもなんだか昔の僕を見ているようで「アンタみたいな人をほっとけないんだ。良かったらウチに来なよ」と言ってみると小さく頷いたように見えた。

それからの僕は迷わなかった。彼女の手を取って、家まで連れて行き、そこから二人で暮らし始めて、遂に5年の歳月が過ぎた。

「おはようございます!!」

今日も朝から懐かしい声が聞こえる。

僕があの雨の日から、うっかり本を返し損ねていた「あの男」は、今じゃ毎日、日本全国に向けて正しい情報を発信してくれている。

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さあ「とくダネ」の時間だぜ〜!!!!

なんて、すっかり三連休を堕落して過ごしていたセイで、意味不明な何の足しにもならない謎の思考がぐるぐる回って、ちょっとばかり脳がスロースターターな気がして心配だったけれど、終わってみれば今日も今日とて命と心をキッチリ削りながらシッカリ仕事を終える事ができましたよ。

TSU・KA・RE・TA・ZE☆!!!!

しかし自分でも謎なんですけど、過去に「シューイチ天気予報記事」も書いたり、今回も「とくダネ」を書いたり、ニュース番組についての日記を書くのが、個人的にツボなんですかね。なんか書きたくなっちゃうんですよね。

まァそれを差し引いたとしても、いつにも増して意味不明な日記ですが、日記っていうか全部でっち上げの嘘っぱちだよバッキャロー!!!!なぁーにが運命の出会いだ!!知らん知らん!!!!タロットカードに夢を乗せて、神かブッダにでも祈ってろ!!!!

そんな運命の出会いなんて言葉に期待して心の隙を見せると、こんなでっち上げ記事に騙されちまうって事ですよね。やっぱ欲しいもんは自分の力で確かな言葉で手に入れたいモノですなァ〜

「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」ですよ〜!!!!

まァ要するにつまりは強引にそろそろ締めたいと思いますので、みなさん今週も元気にお仕事、行ってらっしゃい!!

しっかしここんところ前髪がなっげーわ(長いのは前髪だけじゃ無かったけど!!)僕も頑張ります!!(色々と)

愛をくださ〜い!おうおう〜愛をくださぁい〜いえあ!!